GA4の使い方を基本から丁寧に解説!UAと同じようなデータを見るには?
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※日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年6月期_指定領域における競合調査

- 「GA4のレポート画面の見方が分からない!」
- 「GA4をうまく使いこなせない…」
- 「UAで見ていたデータはどこで確認すればいいの?」
最近話題のGA4(Google アナリティクス 4)を導入したものの、こうした悩みを抱く方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、GA4の画面の見方や、UA(ユニバーサルアナリティクス)との違いに触れながら、GA4の使い方を解説します。実際の画面をもとにご説明しますので、参考にしていただければ幸いです。
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目次
1. GA4(Google アナリティクス 4)の画面の見方
GA4の画面は、これまでのUAの画面と比べて大きく変更されました。そのため、GA4はUAとは全く異なる別ツールになったともいえます。ここでは、まずGA4の画面の見方についてご説明します。
1-1. ホーム
「ホーム」画面では、GA4で計測しているWebサイトやアプリの概況、よく利用するレポートを確認できます。

GA4ではユーザー中心の計測設計に変わったため、ユーザー、新規ユーザー数、平均エンゲージメント時間、合計収益といったユーザーの行動をより具体的に示す指標がホーム画面に表示されるようになりました。時系列がグラフで表示されるので、過去から現在へどのようにデータが推移したのかも一目で把握することができます。
また、過去30分間のユーザー数や1分あたりのユーザー数も確認できます。これにより、リアルタイムでどれくらいのユーザーがWebサイトやアプリにアクセスしているのかを把握することができます。
1-2. レポート
「レポート」画面では、UAでもよく使われていた「リアルタイム」「ユーザー属性」「テクノロジー」などのデータを確認することできます。

レポートの種類と、各レポートで確認できる主なデータは、以下の通りです。
メニュー | 確認できるデータ |
---|---|
リアルタイム | ・直近30分間に訪れたユーザーの情報 (例:ユーザー数、デバイス、流入元、イベント数、コンバージョン数など) |
集客 | ・ユーザーの流入経路 (例:検索エンジン、SNS、直接流入、広告からの流入など) |
エンゲージメント | ・ユーザーが起こした行動 (例:ページビュー、スクロール、クリックなど) |
収益化 | ・eコマースの購入状況 |
ユーザー属性 | ・ユーザーの地域や性別、年齢、言語など |
テクノロジー | ・ユーザーが使用しているデバイス(パソコン、モバイルなど) ・ユーザーが使用しているブラウザ(Chrome、Safariなど) |
1-3. 探索
「探索」画面では、UAで使われたカスタムレポートのように、目的に合わせて自分でレポートを作成できます。柔軟性が高く、指標や見せ方を自由にカスタマイズできるのが特徴です。また、自分が作成したレポートだけでなく、他のユーザーが作成したレポートの一覧も確認できます。
GA4ではUAと比べて、標準で用意されているレポートが少ないので、「探索」を使いこなすことが重要です。探索レポートの使い方については、記事の後半で詳しく解説します。

「探索」では、以下のようなレポートを使用できます。
メニュー | 確認できるデータ |
---|---|
自由形式 | ディメンションや指標を選択し、表やグラフ、マップなど様々な形式でレポートを作成 |
目標到達プロセスデータ探索 | ユーザーがコンバージョンに至るまでの行動経路を分析 |
経路データ探索 | ユーザーが辿った経路をツリー形式で表示 |
セグメントの重複 | ユーザーセグメントを比較して、ユーザーの行動を分析 |
コホートデータ探索 | 共通の属性を持つユーザーのグループが時間経過にともなってどのように行動したかを分析 |
ユーザーのライフタイム | ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)を評価 |
1-4. 広告
「広告」画面では、設定したコンバージョンイベントごとのデータや、Google広告のデータを把握できます。

各メニューで確認できるデータは、以下の通りです。
メニュー | 確認できるデータ | |
---|---|---|
広告スナップショット | ・最もコンバージョンを獲得したチャネル ・カスタムインサイト ・Google広告のキャンペーンの詳細データ(GA4とGoogle広告を連携した場合のみ) |
|
アトリビューション | モデル比較 | ・様々なアトリビューションモデルでコンバージョンにどれくらい貢献したか |
コンバージョン経路 | ・ユーザーがコンバージョンに至るまでの経路 |
1-5. 設定
「設定」画面では、GA4でデータを計測する上で重要な「イベント」や「カスタム定義」を作成し管理できます。GA4では、コンバージョンを含むすべてのデータ計測をイベント単位で行う仕様に変わったため、これらの設定が特に重要です。

各メニューで確認できるデータは、以下の通りです。
メニュー | 確認できるデータ |
---|---|
イベント | ・既存イベントを一覧で確認 ・新たなイベントを作成 ・イベントの内容を変更 |
コンバージョン | ・コンバージョンとして設定されているイベントを確認 |
オーディエンス | ・使用中のオーディエンス名を一覧で確認 ・オーディエンスごとのユーザー数を確認 |
カスタム定義 | ・使用中のカスタムディメンション・カスタム指標を確認 ・新たなカスタムディメンション・カスタム指標を作成 |
Debug View | ・収集されたイベントをモニタリング |
1-6. 管理
「管理」画面では、GA4のアカウントやプロパティの各種設定を行えます。

GA4では、UAで存在した「ビュー」という概念がないので、例えばフィルタを設定する場合はプロパティ単位でデータフィルタを作成する必要があります。
2. GA4のレポートの使い方
GA4でデフォルトで用意されているレポートを使って、基本的なデータを確認する方法についてご紹介します。「UAでいつも見ていたデータが見つからない…!」とお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
2-1. ページビュー数を確認する
GA4のデフォルトのレポートでページビュー数を確認するには、左メニュー「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」へ遷移します。すると、縦軸に「ページタイトルとスクリーンクラス」、横軸に各指標が表示されます。
GA4では「表示回数」がページビュー数を示します。そのため、このレポートではページごとのページビュー数を確認できます。

2-2. ユーザー属性を確認する
GA4のデフォルトのレポートでユーザー属性を確認するには、左メニュー「レポート」→「ユーザー属性」→「ユーザー属性の詳細」へ遷移します。
確認したいディメンション(国・地域・市区町村・言語・年齢・性別・インタレストカテゴリ)を選択すると、それぞれのユーザー属性を確認できます。

2-3. ユーザーが訪問した経路を確認する
GA4のデフォルトのレポートで、ユーザーがどのような経路で訪問してきたかを確認するには、左メニュー「レポート」→「集客」→「ユーザー獲得」へ遷移します。
確認したいディメンション(デフォルトチャネルグループ・参照元・メディア・キャンペーンなど)を選択すると、それぞれのチャネルからの新規ユーザー数を確認できます。

2-4. ページのスクロール数を確認する
GA4のデフォルトのレポートで、ページのスクロール数を確認するには、左メニュー「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」へ遷移します。
イベント名「Scroll」で計測されている指標「イベント数」がページのスクロール数を指しています。

3. 探索レポートの使い方
GA4の「探索」機能を使用してレポートを作成するまでの手順をご紹介します。「探索」を活用することで、これまでのUAでのカスタムレポートのように目的に合ったレポートを作成できます。
「探索」レポートは最初は難しく感じますが、操作はとてもシンプルです。これまでのUAでカスタムレポートを作成してきた方にとっては、きっと使い勝手が良いと思えるはずです。「探索」を使いこなすことがGA4を使いこなすことにつながりますので、実際に使いながら覚えていきましょう。
3-1. ページ別のデータを確認する
ここでは例として、ページ別のページビュー数を確認するレポートを作成してみましょう。
今回はテンプレートを用いず「空白」を使い、クロス集計表のようなレポートを作成してみます。ディメンションは「ページタイトル」、指標は「表示回数」を使用します。
探索から空白をクリックする
まず、左メニュー「探索」を選択しましょう。この画面では、自分が作成したレポートや他のユーザーが作成したレポートの一覧が確認できます。今回は、画面上部の「空白」を選択します。

データ探索名を入力する
「空白」の画面が表示され、データ探索画面が表示されます。データ探索画面は左から変数列、タブの設定列、キャンバス列で構成されています。

まず、変数列の左上にある「データ探索名」を入力します。これはレポート名を示すものです。デフォルトでは「無題のデータ探索」と入力されていますが、目的に合ったわかりやすい名前をつけましょう。今回は例として「ページ別ページビュー数」と入力します。
データ探索名を入力する
次にディメンションを追加しましょう。変数列の「ディメンション」横にある「+」アイコンをクリックします。

ディメンションの選択画面が選択されるので、ディメンション「ページタイトル」を選択しましょう。「ページタイトル」を選択したら、右上「インポート」をクリックします。

「タブの設定」列にある「行」のエリアに、ディメンション「ページタイトル」をドラッグ&ドロップします。

指標を設定する
次に指標を追加しましょう。変数列の「指標」横にある「+」アイコンをクリックします。

指標の選択画面が選択されるので、指標「表示回数」を選択しましょう。
そして、右上「インポート」をクリックします。

「タブの設定」列にある「値」のエリアに、指標「表示回数」をドラッグ&ドロップします。

キャンバス列に、ディメンション「ページタイトル」と指標「表示回数」のデータが表示されます。これで、ページ別のページビュー数を確認するレポートが完成しました。

3-2. ランディングページ別のデータを確認する
前章ではディメンションと指標を1つずつ設定しましたが、複数設定することも可能です。
例えば、先ほど作成したレポート「ページ別ページビュー数」にディメンション「ランディングページ」を追加してみましょう。タブの設定列の「行」に「ランディングページ」を追加するだけで、「ページ別ランディングページ別のページビュー数」を確認できるレポートを作成できます。

3-3. セッション数を確認する
UAではセッション軸で分析していましたが、GA4ではユーザー軸で分析する仕様に変わりました。その影響により、GA4のデフォルトのレポートでは、セッション数を確認することができません。セッション数を確認するためには、「探索」でレポートを作成する必要があります。
探索レポートを作成する際には、ディメンション「ランディングページ」と指標「セッション」を選択し、タグの設定列の「行」「値」へドラッグ&ドロップしましょう。

セッション数はUAとGA4で算出方法が異なりますので、データを比較する際には注意が必要です。指標の違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければあわせてご確認ください。
4. GA4で追加された機能を活用してみよう
GA4では新しく「エンゲージメント」という考え方が追加されました。エンゲージメントとは一体どのような考え方なのか、GA4の画面でエンゲージメントはどのように確認できるのかを解説します。

エンゲージメントとは、「サイトやアプリに対するユーザーの操作」を示します。例えば、Webサイトでのページビューやスクロール、リンククリックなどのアクションがエンゲージメントにあたります。
エンゲージメントレポートは、GA4の左メニューから「レポート」→「Life cycle(ライフサイクル)」→「エンゲージメント」へ遷移して確認しましょう。各レポートでは、イベントやコンバージョン、ページとスクリーンごとのエンゲージメントを確認できます。
ここまでGA4の使い方をご説明してきましたが、GA4を使いこなすには、UAとの違いをしっかりと理解しておくことが重要です。「もっと詳しく知りたい!」という方のために、実際の画面キャプチャ付きでUAとの違いや、GA4への移行手順・初期設定の方法をまとめた資料をご用意しました。以下より無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
5. GA4を使いこなすのが難しいという方へ
それでも「GA4をなかなか使いこなせない…」「レポートの見方がよくわからない…」とお悩みの方におすすめなツールがアドエビス(AD EBiS)です。
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