広告効果測定ツールおすすめ10選を比較!選び方もわかりやすく解説
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売上シェアNo.1(※)広告効果測定プラットフォームアドエビスとは
※2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
- 「どの広告施策が最も成果につながっているのかわからない」
- 「費用対効果を踏まえた適切な広告投資判断ができていない」
日々の広告の運用業務を行う担当者の中には、こうした悩みを抱く方も多いのではないでしょうか。
このような方におすすめしたいのが、広告効果測定ツールの導入です。
今回の記事では、広告効果測定ツールの基本知識や選び方のポイントを解説します。さらに、おすすめの広告効果測定ツールを厳選してご紹介しますので、ツール選びの参考にしてみてください。
目次
1. 広告効果測定ツールとは?
広告効果測定ツールとは、企業で運用している広告の成果や費用対効果を一元管理し、計測・分析・可視化できるマーケティングツールです。これにより、効率的な広告運用・広告管理が可能となります。
例えば、どのような広告施策でユーザーがWebサイトに流入してきたか、どのような経路を経てどのようなコンバージョン(CV)を達成したかを計測できます。
計測したデータを基に、どの広告施策が最も成果につながっているのか、費用対効果が高いのかを比較することで、各施策の効果改善にも活用できます。
1-1. アクセス解析ツールとの違い
広告効果測定ツールとアクセス解析ツールでは、評価する対象や活用目的、機能が異なります。
広告効果測定ツールは「広告効果」に特化した計測・分析を行うツールです。一方、アクセス解析ツールは「Webサイトそのもの」のアクセス状況や訪れているユーザーの属性を計測・分析できるツールです。代表例として、Googleアナリティクスなどがあります。
広告効果測定ツールとアクセス解析ツール、いずれもWebマーケティングに欠かせないツールであることには違いありません。
2つのツールを併用し、分析領域を合わせることで、詳細な顧客分析や成果把握を実現できます。
項目 | 広告効果測定ツール | アクセス解析ツール |
---|---|---|
データの目的 |
広告や施策の効果を測定・評価 |
サイト訪問者の行動を解析 |
主な対象 |
広告キャンペーン、流入経路、コンバージョン |
ウェブサイト全体、ページ単位のパフォーマンス |
データ収集方法 |
クリック・インプレッション・コンバージョンの計測 |
ページビュー・セッション・訪問者行動のトラッキング |
成果指標 |
コンバージョン数、CPA、ROAS、CVR |
PV、セッション数、直帰率、滞在時間 |
分析対象 |
流入経路別、媒体別、広告単位別 |
ページ別、ユーザー属性別、セッション別 |
主な利用者 |
マーケター、広告運用担当 |
Webマスター、コンテンツ担当、UXデザイナー、マーケター |
主なデータ分析内容 |
広告グループやクリエイティブ単位での分析 |
ユーザー属性や行動の詳細なセグメント分析 |
レポート機能 |
媒体別・キャンペーン別のレポート自動生成 |
サイト全体のパフォーマンス概要レポート |
統合性 |
外部広告プラットフォームや基幹システムとの連携 |
サイト内データ中心、外部データ連携は限定的 |
データの更新頻度 |
日次、リアルタイム(ツールによる) |
日次、リアルタイム |
費用対効果の評価 |
施策ごとの費用対効果を明確に測定可能 |
サイト訪問者の行動可視化が中心 |
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
⇒ アドエビスとGoogleアナリティクス(GA)を比較!違いを詳しく解説
1-2. 広告効果測定ツールの種類
広告効果測定ツールは、広告媒体の種類によって使い分けが必要です。
代表的なものとしては、リスティング広告やバナー広告、メールマガジンなど、Webサイトへの集客に特化して計測する「Web広告効果測定ツール」が挙げられます。
また、これまで計測が難しかった「テレビCM」や「屋外広告」の効果測定や、電話での問い合わせも可視化できるようになりました。さらに、アンケート調査を用いて広告効果を測定する手法もあります。
Web広告効果測定ツール |
Web広告やSEO施策などによる集客の成果を測定 |
---|---|
テレビCM効果測定ツール |
GRPやサイト流入数などの指標でCMの効果を測定 |
屋外広告効果測定ツール |
GISやGPSなどのデータを利用し、広告効果を測定 |
電話コンバージョンの測定ツール |
電話からの問い合わせを計測し、測定 |
アンケート調査による広告効果測定ツール |
対象者のアンケート結果を利用し、広告効果を測定 |
2. 企業が目指すべき正しい広告効果測定とは?
広告運用の効果を高めるために、まずは広告の効果を正しく把握することが重要です。ここでは、企業が目指すべき「正しい広告効果測定」について解説します。
2-1. 広告運用でつまずきやすいポイント
広告効果が正しく計測できていない状態は、主に2つあります。
1つ目は、コンバージョンの重複計測です。ユーザーが複数の広告を経由してサイトへ流入しコンバージョンした場合、複数の広告媒体にコンバージョン数がカウントされて重複計測することがあります。
2つ目は、オンライン上のトラッキング規制です。近年、オンラインにおけるプライバシー保護への関心の高まりから、Webブラウザの閲覧履歴などを保存する「Cookie」の利用を制限する動きが本格化しつつあります。このCookie規制により、ユーザーの動向を一定期間しか記録できず、結果として広告効果を正しく把握できない可能性があります。
なお、Cookieについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
⇒【2024年版】Cookie規制とは?日本の状況・影響・対策方法まで解説
⇒ サードパーティCookie(サードパーティクッキー)とは?仕組み・最新の規制を分かりやすく解説
2-2. 正しい広告効果測定を行うことの重要性
正しい広告効果測定を行うことは、広告施策の結果を正確に把握し、「広告が売上にどの程度寄与したのか」を測定・分析するために重要です。さらに、出稿した広告の費用対効果を確認できれば、改善すべき施策が明確になり、広告予算の最適化にもつながります。
また、正確な効果測定を行うことで、顧客がどのような接点を経てコンバージョンに至っているのか、どのようなコンバージョン内容なのかといった顧客の属性情報が把握できるため、“今後増やしていきたいコンバージョン” の動線の分析にも役立ちます。
2-3. 広告効果測定ができている理想の状態とは
広告の効果測定ができている状態とは、「売上や利益といった企業の目標と広告施策の成果が紐付いた情報を、関係者間でリアルタイムに確認できる環境が整っている」状態です。
この状態を実現するために必要なツールが、広告効果測定ツールです。
広告効果測定ツールを導入することで、人為的ミスを防ぐことができ、精度の高い広告効果測定ができます。また、広告運用に関わる手作業が削減され、担当者は広告戦略策定などのより高度な業務に集中できるようになります。
3. 広告効果測定ツールでできること
広告効果測定ツールでは、様々な広告施策の効果を計測し、その成果を可視化することができます。広告効果を正確に把握できれば、改善すべきポイントが明確になり、広告運用のPDCAサイクルを素早く回すことが可能になります。
なかでもWeb広告の分野は施策が多岐にわたるため、複数の広告施策の一元管理や、広告のコスト管理、コンバージョンまでのユーザー行動の分析など、複雑な広告運用業務を効率化する機能が増えています。ここではWeb広告効果測定ツールに焦点をあて、具体的に何が実現できるかを詳しくご紹介します。
3-1. 複数の広告の効果を一元管理できる
Web広告には、リスティング広告やSNS広告、動画広告など多くの種類があります。様々な広告を運用すると管理が複雑になりがちですが、広告効果測定ツールを使うことで、複数の広告の効果を一元管理でき、業務効率化が実現できます。
これにより、各広告媒体の管理画面にログインしてデータをダウンロードし、レポートにまとめるといった効果測定業務の工数も削減することができ、結果的にコスト削減にもつながります。
3-2. 広告のコスト管理ができる
複数の広告を運用するにあたって、広告運用担当者は、どの広告媒体にどれくらいのコストを割り当てるかを決める必要があります。広告媒体ごとにコスト管理を行うことは時間も手間もかかりますが、コスト管理機能のついた広告効果測定ツールを使えば、出稿している広告施策のコストを一括で管理できます。
これにより、コスト管理の手間が減り、広告運用担当者は広告のコスト管理にかける予定だった時間をその他の業務に充てられます。
3-3. コンバージョンまでのユーザーの行動を分析できる
Web広告効果測定ツールでは、サイトを訪れたユーザーがどの施策から、どの経路で、どんなコンバージョンを達成したかを計測できます。複数の施策を比較できるので、どの施策がコンバージョンに貢献していたかの把握ができます。
また、コンバージョンを達成したユーザーの属性情報が把握できれば、そのユーザーと類似する類似ユーザーにも同様に広告配信できます。これによって、広告の運用改善だけでなく顧客理解を促進できます。
3-4. 売上や利益に貢献している施策を可視化できる
MA・CRM・SFAなどの外部サービスと連携することで、Web上のコンバージョンユーザーと購買情報などのデータを紐付けることが可能です。それにより、定期購入も考慮したLTV評価や、法人向けサービスの場合は流入施策別の商談化率・成約率・売上金額を把握することができるようになるため、費用対効果を加味した施策の評価が行えます。
3-5. 素早くPDCAサイクルを回せる
広告効果測定ツールの管理画面は、広告の運用担当者が使いやすいように設計されています。複数の広告媒体の成果や達成状況を1つのダッシュボード画面で確認できるため、広告の運用担当者がレポート作成に時間をかけることなく、簡単にデータを分析でき、わかりやすく可視化できます。
これにより、広告媒体ごとの費用対効果を円滑に分析でき、広告活用に関するPDCAサイクルを素早く回せます。
4. Web広告効果測定ツールおすすめ3選
おすすめのWeb広告効果測定ツールを3つご紹介します。ツールごとに計測できる指標や広告コストが異なりますので、それぞれの特徴をぜひ参考にしてください。
製品名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
アドエビス(AD EBiS) |
・国内導入実績No.1(※)の広告効果測定ツール |
初期費用:無料 |
ウェブアンテナ(WebAntenna) |
・アトリビューション分析で間接効果も可視化 |
初期費用:無料 |
CATS(キャッツ) |
・広告運用に役立つタグマネージャー・LPO・ヒートマップ機能を搭載 |
初期費用:無料 |
4-1. アドエビス(AD EBiS)
アドエビスは、国内導入実績No.1(※)の広告効果測定ツールです。近年では3rd Party Cookie規制によって、実際のデータと計測データに乖離が生じるようになりましたが、アドエビスでは、Cookie規制対策にもなる1st Party Cookieを使用しているため、データの乖離や重複計測といった課題を解決できます。
※ 2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
特徴
- ユーザーごとのコンバージョン経路や購買情報を把握、分析が可能
- ラストクリックだけでなく、間接効果も含めて簡単に操作、分析が可能
- AI推定クロスデバイス分析で、デバイスを横断したカスタマージャーニーの可視化を実現
豊富な広告分析機能や、Cookie規制にも対応した高精度な計測が強みのアドエビス。国内導入実績は11,000件にのぼり、中小企業から大手企業まで、様々な業界で利用されています。
ラストクリックの広告以外の間接効果も含めて、広告のコンバージョン貢献度を評価するアトリビューション分析も簡単に実施でき、ユーザー単位でのコンバージョン経路を一画面で簡単に可視化できます。
業界初の「媒体シンク機能」により広告媒体データが自動同期され、最新の投資対効果をすぐに把握でき、広告効果測定や広告運用業務をより円滑にします。
外部システムとデータ連携しやすい点も特徴で、アドエビスで計測した流入施策データを、Salesforceやマルケトなどとシームレスに連携できます。さらに、計測データをCSVやGoogleスプレッドシート、トレジャーデータなどにエクスポートできる機能もあります。
広告コストの管理機能も搭載しており、広告予算を変更した場合のコンバージョン数の変化など、予算のシミュレーションも行うことができます。これにより、見直すべき広告を速やかに判断することが可能です。
また、2024年11月にはAIを活用し日次でAI推定クロスデバイス分析を行える機能がリリースされました。クロスデバイス分析機能では、アカウントごとのクリックやPVなどのアドエビスで取得したデータを基にデバイスやブラウザを横断して分析し、ユーザーを紐づけて反映できます。広告運用に日次でフィードバックを行うことで、広告運用の迅速な意思決定や、施策のリアルタイムな最適化を目指す企業におすすめです。
こんな企業におすすめ
- ユーザーごとのコンバージョン経路や購買情報を把握、分析したい企業
- 広告の効果を見ながら、複数の広告媒体の予算配分を調整したい企業
- 各施策の費用対効果を正しく把握し、スピーディーにPDCAを回したい企業
4-2. ウェブアンテナ(WebAntenna)
ウェブアンテナ(WebAntenna)は、株式会社ビービットが運営する広告効果測定ツールです。各種広告の貢献度を正確に評価することで、刈り取り以外の広告を強化したい企業におすすめです。
特徴
- アトリビューション分析により間接的な効果を測定
- 画像を登録してクリエイティブごとの広告効果を確認できる
アトリビューション分析により、直接的な効果を把握しにくいバナー広告などの間接的な効果を測定できます。画像を登録し、クリエイティブごとの広告効果も確認できるので、どのクリエイティブの効果が高かったかを把握できます。
こんな企業におすすめ
- バナー広告の出稿が多い企業
- クリエイティブごとの広告効果を測定したい企業
4-3. CATS(キャッツ)
CATS(キャッツ)は、 CATS株式会社が運営する広告効果測定ツールです。わかりやすい画面で効果測定を行いたい方におすすめです。
特徴
- 広告運用に役立つ機能が豊富
- コンバージョンまでの道筋にある「中間クリック」を計測可能
- シンプルな料金システムでわかりやすい
タグマネージャーやヒートマップ、ランディングページ(LP)の最適化機能など、広告運用に役立つ機能を搭載。
媒体からのクリックを通常のクリックとした際、コンバージョンまでの道筋の間に中間地点がある場合、その「中間クリック」も計測できます。料金は月額固定制で、初期費用や追加料金なしというシンプルな料金システムも魅力の一つです。
こんな企業におすすめ
- 運用型広告やアフィリエイト広告など、記事LPを挟む広告を運用している企業
- 限られた予算内で広告の最適化を実現したい企業
5. テレビCM効果測定ツールおすすめ3選
続いて、おすすめのテレビCM効果測定ツールを3つご紹介します。テレビCMは、デジタル広告と比較すると効果測定が一見難しいように見えますが、様々なツールやサービスがあります。
製品名 | 特徴 |
---|---|
ノバセルアナリティクス |
・テレビCMのCVやCPAをリアルタイムに把握可能 |
Madison |
・全国エリア別のCMデータで効果を測定 |
MAGELLAN(マゼラン) |
・豊富なデータサイエンス技術で、マーケティングのROIを最大化 |
5-1. ノバセルアナリティクス
ノバセルアナリティクスは、ラクスル株式会社が運営するテレビCM効果測定ツール。サポート体制の整ったサービスを探している方におすすめです。
特徴
- テレビCMのCVやCPAをリアルタイムに把握できる
- 専門人材によってテレビCMの最適化までサポート
テレビCMのCVやCPAを、クリエイティブ別・番組別・エリア別にリアルタイムに把握できます。また、専門人材によって、テレビCMの企画や制作やCM放映後のレポーティング、今後のテレビCMの最適化までサポートしてくれるサービスがあります。
こんな企業におすすめ
- 専門家のサポートを必要とする、はじめてテレビCMを出す企業
- クリエイティブ別や番組別に広告効果を計測したい企業
5-2. Madison
Madisonは、株式会社PTPが運営するテレビCM効果測定ツール。アサヒ飲料やNTTドコモ、 キリンビールなど、大手企業の使用実績が豊富です。
特徴
- 全国エリア別のCMデータを用いて効果測定ができる
- テレビCMに関する過去3年以上のデータに基づいた経年分析が可能
- 競合のCMの出稿量をGRPやTRPベースで表示できる
最大の特徴は、全国エリア別のCMデータを用いて効果測定ができること。また、MadisonではテレビCMに関する過去3年以上のデータを保有しており、過去のデータに基づいた経年分析ができます。ビデオリサーチ社と提携しているため、競合のCMの出稿量をGRP(Gross Rating Point:延べ視聴率)やTRP(Target Rating Point:ターゲット層別の個人視聴率)ベースで表示することも可能です。
こんな企業におすすめ
- 特定の地域だけでなく、全国各地に事業展開している企業
- 競合の各地での動きをいち早く把握したい企業
5-3. MAGELLAN(マゼラン)
MAGELLAN(マゼラン)は、株式会社サイカが運営するテレビCM効果測定ツール。マーケティングの投資額や予算配分を最適化し、マーケティングROIを最大化したい方におすすめです。
特徴
- テレビCMを含む様々な広告効果を計測可能
- オンライン広告とオフライン広告をまとめて分析
- テレビCMが実際の売上にどのくらい貢献したのかを把握できる
テレビCMを含む、様々な広告効果を計測するツール。オンライン広告とオフライン広告をまとめて分析し、成果に至るまでの経路を可視化できるのが大きな特徴です。データサイエンスを活用した統計的な分析手法により、購入意欲や認知度といった中間指標だけでなく、テレビCMが実際の売上にどのくらい貢献したのかを把握することが可能です。
こんな企業におすすめ
- テレビCMが事業成果にどの程度貢献したかを定量的に計測したい企業
- テレビCMだけでなく、交通広告やWeb広告など、様々な施策を行っている企業
6. OOH・屋外広告効果測定ツールおすすめ2選
OOHとは「Out of Home」の略で、OOH広告は看板広告やデジタルサイネージなどの屋外広告を指します。ここでは、おすすめのOOH・屋外広告効果測定ツールを2つご紹介します。
製品名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
OOH ATLAS |
・GIS・GPSデータを活用した独自の技術で広告接触者数を検出 |
初期費用:無料 |
AdVice(アドバイス) |
・広告の計画から注文、効果分析まで一気通貫でサポート |
利用料は無料。注文した媒体の掲載費・施工費のみ費用が発生 |
6-1. OOH ATLAS
OOH ATLASは、株式会社ケシオンが運営するOOH・屋外広告効果測定ツール。手軽に効果測定をはじめたい方におすすめです。
特徴
- GIS・GPSデータを活用した独自の技術で広告接触者数を検出
- 全国主要都市のデータを無料で閲覧可能
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)データと、スマートフォンアプリから収集したGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)データを活用し、独自のアルゴリズム技術を用いて屋外広告に接触した人数を検出。これによって屋外広告の効果測定を可能にします。会員登録するだけで、無料で閲覧できるデータもあるため、気軽にはじめることができます。
こんな企業におすすめ
- 屋外広告を全国に展開している企業
- まずは無料でデータを閲覧してみたい企業
6-2. AdVice(アドバイス)
AdVice(アドバイス)は、株式会社PalledAdが運営するOOH・屋外広告効果測定ツールです。キャンペーン計画から注文、効果分析までを一元管理したい方におすすめです。
特徴
- 広告の計画から注文、効果分析まで一気通貫でサポート
- マージンを挟まないので費用対効果が高い
屋外広告の一連の運用フローである、広告のキャンペーン計画から注文、効果分析まで一気通貫でサポートしています。広告の注文がオンラインで完結でき、従来の広告代理店と比べて広告注文までの時間を最大1/100程度に短縮できます。マージンを挟まないので費用対効果が高い点も特徴です。
こんな企業におすすめ
- 屋外広告のキャンペーン計画から効果分析までまとめてサポートしてほしい企業
- オンラインで手軽に広告を注文したい企業
7. その他の特化型広告効果測定ツールおすすめ2選
その他の特化型広告効果測定ツールとして、電話コンバージョンの測定ツールである「Call Data Bank」と、アンケートによる広告効果ツールである「Freeasy」を紹介します。
7-1. Call Data Bank|電話コンバージョンの測定ツール
Call Data Bankは、株式会社ログラフが運営する電話コンバージョンの測定ツールです。
特徴
- 電話コンバージョンに関する様々なデータを計測可能
- Web広告効果計測ツールであるアドエビスとの連携も可能
入電に至った電話コンバージョンのキーワードだけでなく、入電日時や切断した理由、電話の直前に閲覧していたURLや、通話の録音データなど様々なデータを計測できます。また、Web広告効果計測ツールであるアドエビスとの連携も可能なため、Webコンバージョンと電話コンバージョンの一括管理ができ、正確な効果測定を実現できます。
こんな企業におすすめ
- 電話による注文や資料請求を受け付けている企業
- Webコンバージョンと電話コンバージョンの成果を一括で管理したい企業
7-2. Freeasy|アンケートによる広告効果測定ツール
Freeasyは、アイブリッジ株式会社が運営する、アンケートによる広告効果測定ツールです。
特徴
- 最速10分でアンケートを配信できる
- アンケートモニター数が1300万人と大規模
- 最短即日で調査結果が得られる
業界最安値で、最速10分でアンケートを配信できます。アンケートモニター数は業界最大規模の1300万人で、最短即日で調査結果が得られるので、スピーディーに効果的なアンケートを実施できます。
こんな企業におすすめ
- 低コストで手軽にネットリサーチを行いたい企業
- 忙しい業務の合間に、迅速に広告効果を把握したい企業
8. 広告効果測定ツールの選び方のポイント
広告効果測定ツールには様々な種類があり、特徴や機能も異なります。次の4つのポイントを押さえて、自社に合ったツールを選びましょう。
8-1. 効果測定したい評価指標に対応しているか
広告にはWeb広告やテレビCM、屋外広告など、多くの種類があるので、まずは効果測定したい評価指標に対応しているかを確認しましょう。
広告効果測定ツールによって、計測できるデータや分析できる広告の種類は異なります。そのため、1つの広告効果測定ツールを導入することで、すべての広告効果を測定できるとは限りません。
自社において、現在どのような広告を重視して出稿しているのか、今後どのような種類を出稿する予定なのかを確認し、検討することが大切です。また、効果測定したい評価指標が選んだ広告測定ツールにて正しく計測されるかを導入前に確認する必要があります。
8-2. 現場で使いやすいツールか
実際に広告を運用する担当者にとって使いやすいツールを選ぶことも大切です。広告効果測定ツールは様々な企業が提供しており、管理画面や操作画面がそれぞれ異なります。そのため、広告運用担当者がうまく扱えるツールを選ぶことで、業務を効率よく進められます。
導入前にデモ環境や無料トライアル期間が設けられているツールもあります。ツールの使い方を学ぶにも教育コストが発生するので、デモ環境や無料トライアル期間を利用し、担当者にとって使いやすいツールを選びましょう。
8-3. 外部ツールとデータ連携しやすいか
外部ツールとデータを連携しやすいかも、大切なポイントです。
他のマーケティングツールとデータ連携することで、企業における様々なマーケティングプロセスにおいて測定データを活用できます。BIツールとの連携によって、よりスピーディーな費用対効果の確認や施策改善の高速化、広告成果レポート業務の効率化につながります。
また、Web上のコンバージョンユーザーに関するデータや、購買情報などのCRMデータと連携することで、定期購入などのLTV評価ができます。BtoBサービスの場合、商談から成約までの一連のデータを追うことができ、施策に対する実際の成果ベースでの分析が可能となります。
8-4. サポート体制は充実しているか
サポート体制が充実しているかについても、あらかじめきちんと確認しておきましょう。
近年、SNSサービスの流行やCookie規制など、広告業界を取り巻く状況は多様化しています。サービスのサポート体制が充実していれば、今後も多様化していく広告業界において、最新のアップデートや機能拡張や新規機能追加などが見込めます。
サービスのサポート体制については、サービスごとの公式サイトに記載されていることが多いので、事前に確認してみてください。
8-5. 価格が見合っているか
サービスの内容に対して価格が見合っているかどうかも重要なポイントです。会社の予算やニーズに合った価格であるかを見極めましょう。
とはいえ、「安いから」という理由だけで決めてしまうと、使いたい機能が備わっておらず、自社の課題を解決できない可能性があります。反対に「高ければ良い」というものでもありません。
例えば、シンプルな計測を求めている場合などは、多機能・高機能で高額なツールは必要ないこともあります。
価格だけを見て選ぶのではなく、「自社のニーズを満たせるサービス」を選ぶことが大切です。
9. まとめ
今回は、広告効果測定ツールの基本知識、Web広告・テレビCM・屋外広告のおすすめツールをご紹介したうえで、ツールの選び方について解説しました。
なかでも特におすすめのツールは「アドエビス(AD EBiS)」です。国内導入実績No.1(※)の広告効果測定ツールの実績を持ち、EC業界導入実績やBtoB向けSaaS企業導入実績も豊富なので、広告効果測定ツールを初めて導入する企業でも安心して導入できます。
※ 2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
サポート体制も充実しており、2022年4月には新バージョン「アドエビス シンク」がリリースされました。業界初の「媒体シンク機能」では広告媒体データをアドエビスに自動同期できるので、広告運用業務を効率化できます。また、外部ツールともシームレスにデータ連携でき、マーケティング業務全体を効率化できます。
アドエビスの強み
- Cookie規制に対応した高精度な計測
- ユーザーの流入経路を1クリックで確認可能
- Web施策を一元管理し、豊富な分析機能を搭載
「分析時に信用できるデータがない」「顧客がコンバージョンに至った流れがわからない」といった悩みを抱えている方は、以下よりアドエビスに関する詳しい資料が無料でダウンロードできますので、ぜひお問い合わせください。
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