デジタルマーケティングとは?主な手法や資格、導入のメリットを解説
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デジタルマーケティングは、企業が顧客との関係を構築し、収益を拡大するために欠かせない戦略の一つです。しかし、次のような課題を抱えている方も少なくありません。
「Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いが分からない」
「効果的なデジタルマーケティング施策を選べていない」
「データをうまく活用できず、戦略が成果につながらない」
このような課題を解決し、成功に導くためには、デジタルマーケティングの基本や具体的な施策を正しく理解し、活用することが重要です。
本記事では、 マーケターの方向けにデジタルマーケティングの基本から具体的な手法、成功のポイントまでを徹底解説します。また、実際の事例を通して、デジタルマーケティングの成果を最大化する方法についても詳しくご紹介します。
自社の目的や目標に応じてデジタルマーケティングを有効活用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
-
デジタルマーケティングの課題を解消するためにおすすめなのが、広告効果測定ツール「アドエビス」です。
アドエビスは、誰でも簡単にデータを一元管理し、施策の効果を正確に把握できます。デジタルマーケティングの成果を最大化したい方は、ぜひ「アドエビス」の活用をご検討ください。
目次
1. デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとは、IT技術を活用して、商品やサービスの認知向上、顧客との関係構築、販売促進を図るマーケティング手法のことです。
昨今、情報収集のオンライン化が進み、総務省の調査では、2024年のインターネット利用率が85.6%に達しています。
(出典:令和7年版 情報通信白書 第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題「デジタル活用の動向」)
そのため、企業はオンラインデータを活用し、以下のような効率的で個別対応のマーケティング施策が求められます。
- デジタル広告やSNS運用
- MAツールによる顧客対応の効率化
- CRMでの顧客情報管理
- データ分析による購買行動の把握
このように、顧客ニーズに応えるデジタルマーケティングは、収益向上を目指す企業にとって必要不可欠な施策です。
2. Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い
デジタルマーケティングは、Webマーケティングを含む幅広いマーケティング手法です。
Webマーケティングは主にWebサイトを中心に行いますが、デジタルマーケティングはアプリやIoTデータ、AI、オフラインデータなどWebサイト以外の情報も活用します。
それぞれの違いは、以下の通りです。
| 項目 | Webマーケティング | デジタルマーケティング |
|---|---|---|
| 目的 | サイトへの流入増加 コンバージョン最適化し、ROIを改善 |
オンライン・オフラインを統合し顧客体験を向上することで、LTVを最大化させる |
| 対象範囲 | 主にWebサイト中心 | Web以外も含む広範囲 |
| 活用技術 | SEO・Web 広告・SNS運用・コンテンツマーケティング |
MAツール・CRM・IoT・アプリ・AI分析・CDP |
Webマーケティングは、Webサイトへの誘導やユーザー行動の解析を繰り返してコンバージョン率を向上させ、顧客を獲得し、ROIの改善を目指す手法です。一方、デジタルマーケティングは、Web以外の情報も分析・活用し、顧客全体を深く理解し、より高度なターゲティングや施策を実行し、LTVの最大化を目指します。
両者の特性を理解し、目的に応じて適切な手法を選択することが重要です。
3. デジタルマーケティングが重要な理由
現代のビジネス環境では、顧客行動やニーズの変化に対応するため、デジタルマーケティングの活用が欠かせません。
ここでは、なぜデジタルマーケティングが企業の成長に重要なのかを解説します。
重要性を理解し、より効果的なマーケティング戦略の構築に役立ててください。
3-1. 顧客行動がオンラインにシフトしたから
顧客との接点がデジタル化した現代において、デジタルマーケティングは企業の収益拡大に欠かせない戦略です。
インターネットやスマートフォンの普及により、顧客はWebサイトやSNSで情報を収集・比較するのが当たり前になりました。日本の広告市場でも、2023年のインターネット広告費は3兆3,330億円に達し、従来のマス広告費(2兆3,161億円)を大きく上回っています。(参考:総務省 広告「第II部 情報通信分野の現状と課題」)数字から見ても、広告市場全体がデジタルにシフトしていることが明らかです。
以前は新聞や雑誌などのオフライン施策が主流でしたが、今では以下のようなオンライン施策が重要です。
- SNSやWebサイトを活用し、顧客との接点を構築
- デジタルツールを使って継続的に顧客とコミュニケーションを実施
上記の施策は、顧客の比較検討リストに入りやすくなり、ビジネスチャンスを最大化できます。
顧客接点をデジタル化し、継続的なコミュニケーションを行うことが、競争優位性を確保するために重要です。
3-2. 顧客ニーズの多様化が進んだから
現代の顧客ニーズは多様化しており、個々の顧客に合った「One to Oneマーケティング」が必要不可欠です。
モノや情報が溢れる現代では、顧客の価値観や求めるものがそれぞれ異なっています。そのため、以前のように全員に同じ内容でアプローチするマーケティングでは、満足してもらえず成果に繋がりにくくなっています。代わりに、顧客ごとのニーズに合わせた最適な施策を行いましょう。
例えば、デジタルマーケティングではツールの活用で以下の情報を簡単に把握できます。
- ユーザー行動の分析で、どの施策が多くの注目を集めているかを特定できる
- 離脱ポイントの可視化で、顧客がどの段階で興味を失うのかを分析できる
- 広告の流入経路やコンバージョンの動向を分析できるため。どの施策が成果につながっているのかを可視化できる
- 離脱ポイントの可視化で、顧客がどの段階で興味を失うのかを分析し具体的な対策を取れる
多様化した顧客ニーズに応えるためには、データを活用したOne to Oneマーケティングが重要です。適切なツールや環境を整えると、顧客満足度を向上させ、ビジネスの成果を大きく伸ばせるでしょう。
3-3. AIの導入でデジタルマーケティングがさらに進化したから
AI技術の導入により、デジタルマーケティングはより高度な手法へと進化し、企業にとって欠かせない戦略となっています。
総務省の2024年の調査によると、世界のAI市場規模は2022年に前年比78.4%増の18兆7,148億円に達し、2030年まで急速な成長が見込まれています。(参考:総務省 令和6年版 第II部 情報通信分野の現状と課題「第9節 AIの動向」)
AIの活用によって、以下が実現可能です。
- 顧客行動予測で適切なタイミングでのアプローチが可能
- 個々の顧客に最適なコンテンツを提供
- 自動化されたキャンペーン管理
企業はより効果的に顧客との関係を深め、収益拡大につながります。
AI技術はデジタルマーケティングの可能性を広げ、今後ますます重要な役割を果たすでしょう。
4. デジタルマーケティングの具体的な手法9選
ここでは、デジタルマーケティングで活用できる具体的な手法を9個ご紹介します。
さまざまな施策を比較・検討する際の参考にしてください。
| 手法 | 概要 |
|---|---|
| Web広告 | 検索や行動データを活用して顧客に広告を配信 |
| オウンドメディア | 自社運営のメディアで信頼を構築 |
| SEO | 検索エンジン最適化で流入を増加 |
| 動画マーケティング | 動画で製品やサービスを魅力的にPR |
| メールマーケティング | メールを活用して行動を促進 |
| アプリマーケティング | アプリ機能を利用して購買を促進 |
| MAツール活用 | マーケティング活動を自動化・最適化 |
| デジタルサイネージ | 電子看板で鮮度の高い情報を配信 |
| IoT技術の活用 | リアルタイムデータを基に効率的な施策を実行 |
4-1. Web広告
Web広告は、ターゲットを絞り込んで効率的に顧客へアプローチできる効果的な手法です。
ユーザーの検索や行動に基づいて広告を配信できるため、関心度の高い顧客にアプローチできます。また、多彩な形式の広告を組み合わせることで、認知拡大からコンバージョン獲得まで幅広い目的に対応できます。
主なWeb広告の種類は、次の通りです。
| 広告の種類 | 特徴 |
|---|---|
| ディスプレイ広告 | Webサイトの広告枠に動画や画像を表示し、認知度を向上 |
| リスティング広告 | 検索キーワードに関連する広告を表示し、顧客に直接アプローチ |
| リターゲティング広告 | 一度訪問した顧客に再訪を促し、購買意欲を高める |
| アフィリエイト広告 | 成果報酬型で、情報発信者に広告を掲載してもらう方法 |
| SNS広告 | 特定のユーザーにピンポイントでアプローチでき、興味を引きやすい内容で効果的な宣伝が可能 |
Web広告は、多様な形式とターゲティング機能を活用して、効果的に顧客へリーチできるマーケティング手法です。
Web広告の種類・仕組み・選び方などの詳細は、以下ページで紹介しています。Web広告を導入する際は、ぜひ参考にしてください。
⇒ Web広告とは?種類や仕組み、選び方のポイントを徹底解説
4-2. オウンドメディア
オウンドメディアは、自社で保有・運用するメディアのことです。
一般的にはWebサイトやブログなど企業側から情報発信するサイトが該当します。
企業が自社の商品やサービスに関連する専門性の高い情報の発信で、ユーザーからの信頼や安心感を得られます。
例えば、次の3つを意識した情報発信が重要です。
| 内容 | 特徴 |
|---|---|
| 見込み顧客の獲得 | 専門性の高い記事で、興味を持つユーザーを引き付ける |
| 購買意欲の向上 | 製品の使い方や活用事例を発信して、ユーザーのニーズに応える |
| リピート促進 | 既存顧客に有益な情報を提供し、LTVを向上させる |
オウンドメディアは、役立つ情報の発信で顧客との信頼関係を深め、ビジネスの成長につながる効果的な手段です。
オウンドメディア運用のコツは、以下のページで解説しています。ぜひ併せてチェックしてください。
⇒ オウンドメディアとは?作り方の流れ、BtoB/BtoC成功事例12選、成果を出す運用のコツを解説
4-3. SEO
SEO(Search Engine Optimization)は、検索エンジンでユーザーの目に留まることで認知度向上や売上拡大を目指す施策です。
Webサイトを立ち上げても、検索結果に表示されなければユーザーに届きません。SEOでは、検索エンジンに評価される仕組みを整え、流入の増加を目指します。
主な施策は、以下の通りです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 内部対策 |
|
| 外部対策 |
|
| コンテンツSEO |
|
| テクニカルSEO |
|
上記を継続的に行うと、商品やサービスの認知度向上につながります。
SEOはコストを抑え、試行錯誤を重ねながら進められる効果的な施策です。検索流入が増えると、ビジネス成長に大きく貢献するでしょう。
4-4. 動画マーケティング
動画マーケティングは、動画を活用して情報を効果的に伝え、認知度や利益の向上を目指す手法です。
動画は写真やテキストより多くの情報を伝えられ、視覚や感覚に訴えるため、記憶に残りやすい特徴があります。製品やサービスの魅力を的確に伝えられるので、購買意欲を高められます。
動画マーケティングの主な手法は、次の通りです。
| 広告の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 動画広告 |
YouTubeやSNSで動画を有料配信し、リーチを拡大 (例:インストリーム広告、アウトストリーム広告) |
| オーガニック動画 | YouTubeチャンネルやSNSに無料で動画を投稿し、ブランド認知を向上 |
| オンラインイベント ウェビナー |
BtoB向けに効果的で、低コストで国内外の顧客の認知・リードを獲得 |
| ライブ配信 | SNSやプラットフォームを活用し、リアルタイムで顧客と交流し、疑問解消や購入促進につなげる |
動画マーケティングは、細かなニュアンスや製品の魅力を効果的に伝え、顧客の購買意欲を高める重要な手法です。
⇒ 動画広告の基礎知識!市場急拡大の背景やメリット、作り方まで解説
4-5. メールマーケティング(メルマガ)
メールマーケティングは、メールを活用して顧客とコミュニケーションを取り、具体的な行動を促す効果的な手法です。
メールは低コストで始められ、顧客ごとに内容をカスタマイズできるため、購買促進や再来店など具体的な行動を引き出しやすい施策です。
主な施策は、次の通りです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ステップメール | 顧客の行動に応じて段階的にメールを送信 |
| セグメントメール | ターゲットを絞り込んで、内容を最適化 |
| リターゲティングメール | 以前にアクションを起こした顧客に再アプローチ |
上記を組み合わせることで、顧客ニーズに合った効果的なメール配信が可能です。
メールマーケティングは、顧客に適した内容を送ると、購買促進や顧客関係の強化につながる有効な施策です。
4-6. アプリマーケティング
アプリマーケティングは、自社アプリを活用して顧客と接点を持ち、来店や購入を促す効果的な手法です。
スマートフォンの普及により、アプリは利便性の高い重要な顧客接点になっています。アプリの機能を活用すれば、顧客へのアプローチを効果的に行えます。
主な機能例は、次の通りです。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| スタンプカード機能 | リピート促進のための来店特典を提供 |
| クーポン配信機能 | お得なクーポンで購入意欲を高める |
| プッシュ通知機能 | キャンペーンやクーポン期限のリマインド 未購入商品の通知を配信 |
例えば、キャンペーン開始時にクーポンを配信したり、期限間近を通知すると、購入のきっかけを作れるでしょう。
アプリマーケティングは、便利な機能を活用して顧客との関係を深めるので、売上向上が期待できます。
4-7. マーケティングオートメーション(MA)
マーケティングオートメーション(MA)は、見込み顧客の獲得や購買意欲を高める施策を自動化できるツールです。
MAツールの活用は、デジタルマーケティングにかかる手間や時間を大幅に削減し、効率的な施策の実行が可能です。
MAツールの主な機能は、次の通りです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| メールマガジンの自動配信 | 定期的な情報提供を自動化 |
| 顧客リストの一元管理(CRM連携) | 顧客情報を整理し、効率的に管理 |
| マーケティングシナリオの設計 | 顧客ごとに適したアプローチを設定 |
| 見込み顧客のスコアリング | 検討レベルに応じた施策を実行 |
例えば、顧客の検討状況に応じたメールを自動で配信できれば、購買意欲を効果的に高められます。
MAツールは、見込み顧客への適切なアプローチを自動化し、マーケティング活動を効率化する強力な手段です。
MAツールを使うメリットやおすすめツールは下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
⇒ MAツールでできることとは?おすすめ16選を比較!選び方の解説も
4-8. デジタルサイネージ
デジタルサイネージは、電子看板を使って鮮度の高い情報を効率的に伝える広告手法です。
駅や店舗、タクシー内のモニターなどに映像を表示し、ターゲットや目的に合わせて配信場所や時間帯を柔軟に設定できるのが特徴です。ポスターや看板と比べて情報の差し替えが簡単で、新商品やキャンペーン情報を効果的に発信できます。
デジタルサイネージの発信方法は、次の通りです。
| 方法 | 効果 |
|---|---|
| 通勤・通学時間に駅で配信 | 多くの人に認知させたい場合に効果的 |
| タクシーモニターで広告配信 | 移動中の乗客に直接アプローチ可能 |
| 店舗内で新商品のプロモーション | その場で購入を促す効果が期待できる |
デジタルサイネージは、柔軟な配信設定と情報更新のしやすさを活かして、認知拡大や購買促進に効果を発揮します。
4-9. IoT技術の活用
IoT(Internet of Things)とは、モノがインターネットに繋がる仕組みで、顧客データを活用した個別最適化マーケティングを可能にします。
IoTを活用すれば、電化製品やスマートタグなどからデータを収集し、顧客の行動やニーズに応じた施策を実現できます。
例えば、次の方法で販売促進や顧客体験の向上が図れます。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 自動販売機 | ポイント付与や電子決済で販売促進を強化 |
| 駐車場 | センサーで空き情報をリアルタイムに更新 |
| 家電製品 | 使用頻度を調査し、買い替え時期を通知 |
例えば、家電の使用データを基に、顧客ごとに最適な買い替えタイミングを案内すると、購買意欲を高められるでしょう。
IoTは、データを活用して顧客に合わせた効率的なマーケティングを可能にする革新的な手法です。
5. デジタルマーケティングを成功させる6つのポイント
デジタルマーケティングを効果的に活用し、ビジネスの成果を最大化するには、戦略的な計画と継続的な改善が欠かせません。
ここでは、デジタルマーケティングを成功に導くために必要な6つの重要なポイントを解説します。自社のマーケティング活動を一段上のレベルへと引き上げるヒントにしてください。
5-1. 適切なKPI・KGIを設定する
デジタルマーケティングを成功させるためには、明確なKGI(最終目標)とKPI(中間目標)の設定が重要です。
KGIは企業が最終的に達成したい目標を指し、KPIはその達成に向けて必要な指標です。
KGIとKPIを定量的に設定し、目標達成に向けた具体的な道筋を描きます。
KGIは企業が最終的に達成したい目標、KPIはその達成に向けて必要な指標を指します。
KGIとKPIは独立した指標ではなく、KPIを一つひとつ達成していくことでKGIに到達する関係にあります。KGIだけを設定しても、日々何を改善すべきかが不明確になりがちです。そのため、KGIから逆算してKPIを設定し、進捗を継続的に確認することが重要です。
例えば、KGIを「年間売上5,000万円」に設定した場合、ECサイトにおけるKPIは以下のように設定できます。
- 購入件数:月に100件の注文を獲得する
- 購入率(CVR):サイト訪問者のうち2.5%を購入につなげる
また、デジタルマーケティング施策ごとにKPIを設定し、それを積み上げてKGIを達成できる計画にします。
KGIとKPIを定量的に設定し、施策を計画的に進めることで、デジタルマーケティングを成功に導けるでしょう。
5-1-1. KGIとKPIの階層構造と設定方法
KGIとKPIは、単に数値目標を並べるものではなく、最終目標(KGI)から逆算して階層的に設計することが重要です。
| 業界 | KGI(最終目標) | 主なKPI(中間指標) | KPIの具体例 |
|---|---|---|---|
| EC | 年間売上5,000万円 | 訪問者数 / CVR / 客単価 / F2転換率 | 月間セッション数10万、CVR2.5%、平均客単価8,000円 |
| BtoB | 年間受注額1億円 | リード数 / 商談化率 / 受注率 | 月間リード300件、商談化率20%、受注率25% |
| サービス業 | 月間新規契約200件 | 問い合わせ数 / 成約率 / 継続率 | 月間問い合わせ500件、成約率40%、継続率90% |
KGIから逆算したKPIを階層的に設計し、施策単位で管理・改善を重ねていくことが、デジタルマーケティングを継続的に成果へつなげるための重要なポイントです。
KPIの設定に関しては、以下のページで紹介しています。併せて参考にしてください。
⇒ WebマーケティングのKPIはどう設定すべき?業界別の設定例も紹介
5-2. 自社の目的に合ったデジタルマーケティング施策を選定する
デジタルマーケティング施策を選定する前に重要なのが、「誰に(ペルソナ)」「どのようなプロセスで(カスタマージャーニー)」アプローチするのかを明確にすることです。
ペルソナは、年齢・職種・役職・抱えている課題・達成したい目標などを具体化し、想定顧客像を明確にします。そのうえで、認知から検討、比較、購買に至るまでの行動や接点を整理したカスタマージャーニーマップを作成すると、どのタイミングでどの施策が有効かを可視化できます。
自社の目的や状況に合ったデジタルマーケティング施策を選ぶと、コストを抑えながら効率的に成果を上げることが可能です。顧客との接点や投入できる予算に応じて、最適な施策は異なります。
以下のKGIとKPIを設定している場合、ECサイトの売上拡大に向けて、これらの指標を改善する施策を選定していくことが重要です。
- KGI:年間売上目標5,000万円
- KPI:
- 月間購入件数:100件
- 購入率(CVR):2.5%
| 施策 | 各施策のKPI |
|---|---|
| Web広告 | リスティング広告を通じて、月30件の購入を獲得する |
| コンテンツマーケティング | SEO対応記事を月5本作成し、検索流入を月1,500セッション増加させる |
| 動画マーケティング | 製品紹介動画を月3本制作・配信し、商品ページへの流入を増加させる |
| メールマーケティング | 月500件のメールを配信し、開封率30%以上を目指す |
| マーケティングオートメーション(MA) | 行動履歴をもとにセグメント配信を行い、月20件の購入(リピート購入を含む)を創出する |
施策ごとの特徴を理解し、自社の課題に最適なものを選ぶことで、効率的な成果が期待できます。
5-2-1. ペルソナ設定とカスタマージャーニーマップの作成方法
ペルソナとは、自社が最もアプローチすべき理想的な顧客像を、1人の人物として具体化したものです。設定手順は以下の通りです。
- 基本属性の整理……年齢、性別、職種、役職、業界、居住地、年収など
- 課題・悩みの明確化……業務上・生活上で抱えている不満や解決したい問題
- 目標・ニーズの特定……達成したい成果、理想の状態
- 行動パターンの把握……購買までに取る行動、検討期間、意思決定の癖
- 情報収集方法の把握……検索エンジン、SNS、比較サイト、口コミ、展示会など
これらを具体化することで、「誰に向けた施策なのか」が明確になり、メッセージや施策選定の精度が高まります。
カスタマージャーニーマップは、顧客が商品・サービスを知ってから購入・共有に至るまでのプロセスを可視化したものです。一般的には以下の5段階で整理します。
| フェーズ | 顧客心理 | 主な接点(タッチポイント) |
|---|---|---|
| 認知 | 課題に気づく | 広告、SNS、検索結果 |
| 興味 | 解決策を探し始める | オウンドメディア、動画 |
| 検討 | 比較・評価する | 事例記事、口コミ、資料DL |
| 購入 | 意思決定 | ECサイト、営業、申込フォーム |
| 共有 | 体験を広める | SNS投稿、レビュー、口コミ |
業種別(BtoC、BtoB、サービス業)のペルソナ設定例についても紹介します。
| 業種 | ペルソナ例 |
|---|---|
| BtoC | 30代・共働き女性/課題:時短・コスパ重視/情報源:SNS、レビュー |
| BtoB | 40代・マーケ責任者/課題:リード不足/情報源:Webメディア、セミナー |
| サービス業 | 20代後半・会社員/課題:比較検討が面倒/情報源:検索、口コミ |
5-3. データの計測精度を高める
デジタルマーケティングを成功させるには、データの計測精度を高めることが重要です。
デジタルマーケティングは、施策の成果をデータで可視化できるのが強みです。
AI技術の進化により、取得したデータをもとに行動傾向や購買パターンをより高度に分析・推定できるようになり、顧客理解の精度が向上しています。
一例ですが、データ分析の活用による成果と課題については、以下のように整理できます。
| 成果 | データを分析して顧客行動を把握することで、的確なターゲティング施策を実施できた。 |
|---|---|
| 課題 | データを収集しても、分析結果を具体的な戦略に反映できず、期待した成果が得られない。 |
| 今後の方向性 | 計測・蓄積したデータをAIで分析し、施策判断まで落とし込むことで、購買パターンの把握や施策タイミングの最適化が進むと考えられる。 |
データ計測の精度向上と活用は、デジタルマーケティング成功のために重要です。
AIやデータを活用し、正確な分析を施策に活かすことで、他社との差別化を図り、成果を最大化しましょう。
近年は、Cookie規制の強化により、従来のクライアントサイド計測だけではデータ欠損が発生しやすくなっている点も大きな課題です。特にサードパーティCookieの制限により、広告の成果計測やユーザー行動の把握が不完全になるケースが増えています。
こうした課題への対策として有効なのが、サーバーサイドトラッキングの導入です。サーバー側でデータを取得・送信することで、ブラウザ規制の影響を受けにくくなり、コンバージョンや広告接触データを安定して計測できます。
また、広告効果測定ツールや統合型分析ツールの活用も重要です。複数の広告媒体や接点データを統合し、ユーザーの行動を一元的に分析することで、施策ごとの貢献度をより正確に把握できます。
5-3-1. Cookie規制時代のデータ計測手法
Cookie規制の強化により、サードパーティCookieを前提とした広告計測では、コンバージョン欠損や媒体間の数値乖離が起こりやすくなっています。その結果、施策の効果判断や広告最適化が難しくなるケースが増えています。
こうした課題への対応として有効なのが、サードパーティCookieに依存しない計測手法の導入です。代表的なのがサーバーサイドトラッキングで、ブラウザを介さず自社サーバー経由でデータを送信するため、計測精度の低下を抑えやすくなります。また、会員情報や購買履歴などのファーストパーティデータを活用すれば、長期的に安定した分析・施策改善が可能です。
あわせて、ユーザーの同意状況に応じて計測を制御する同意管理(CMP)の整備も重要です。法令対応とデータ活用を両立させることで、計測の信頼性を維持できます。
以下に、代表的な手法のメリット・デメリットを紹介します。
| 手法 | 概要 | メリット | デメリット | 向いている企業・業種 |
|---|---|---|---|---|
| サーバーサイドトラッキング | サーバー経由でイベントデータを送信 | ブラウザ規制の影響を受けにくい/CV欠損を抑えやすい/媒体学習に有利 | 初期構築の難易度が上がる/運用・保守が必要 | 広告比率が高いEC、D2C、リード獲得型BtoB |
| ファーストパーティデータ活用 | 自社で収集した顧客・購買・行動データを基盤化 | 長期的に強い資産になる/セグメント精度が高い/LTV改善に直結 | 収集設計が必要/ID統合が課題になりやすい | 会員制EC、サブスク、サービス業、BtoB全般 |
| CMP導入 | 同意取得・管理し、タグ発火を制御 | 法令・プライバシー対応を強化/同意ベースの計測を実現 | 同意率でデータ量が変動/設計を誤ると欠損が増える | すべての業種(特にアクセス規模が大きいサイト) |
以下のページでは、Cookie規制による影響や対策、Cookieの仕組みなどを解説しています。Cookie規制時代の対策を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
⇒ Cookie規制とは?日本の状況・影響・対策方法まで解説
⇒ サードパーティCookie(サードパーティクッキー)とは?仕組み・最新の規制を分かりやすく解説
5-4. コンバージョンの経路全体を可視化する

コンバージョン評価には、顧客がたどった全ての接触経路の可視化が重要です。
顧客行動の複雑化により、SNSやアプリ、複数のデバイスを使った接触が増えています。
「ラストクリック評価」だけでは、間接的に貢献した施策を見落とし、広告効果を正しく把握できません。
例えば、Google広告がラストクリックとして評価されても、X(Twitter)広告や記事広告が購買意欲を高めているケースがあります。当社のデータでは、ユーザーがコンバージョンに至るまで平均3.4回の接触点があることが確認されています。
すべての接触経路を可視化し、間接的な貢献も評価すると、広告効果を正確に把握し、予算配分を最適化できます。
5-5. 営業部門との連携を強化する
営業部門とマーケティング部門が連携すると、リード活用の効率化や成約率向上が期待できます。これは、BtoB・BtoCのどちらにおいても有効なアプローチです。
BtoBでは、マーケティング部門が獲得したリードを営業部門に引き継ぎ、最終的な成約に繋げる流れが一般的です。連携が強化されると、リードを最大限活用し、成果を高められるでしょう。一方、BtoCでも、顧客データや購買履歴を活用して営業部門が効果的な提案を行う仕組みが求められます。どちらの場合も、部門間の情報共有が重要です。
具体的には、以下の通りです。
| 具体例 | 効果 | |
|---|---|---|
| BtoB | CRMやMAツールを使い、マーケティング部門がスコアリングしたリード情報を営業部門に共有 | 優先すべき顧客に効率的にアプローチ可能 |
| BtoC |
|
リピート率の向上 |
営業部門との連携は、BtoBでは効率的なリード活用、BtoCでは個別ニーズへの対応力を高めます。
両部門が一体となり、データを共有して顧客との接点を最適化すると、成果を最大化できるでしょう。
5-6. デジタルマーケティングをを効率化するツールを導入する
デジタルマーケティングを成功させるには、運用効率を高めるツールを導入し、成果を最大化しましょう。
マーケティング業務にはデータ分析やレポート作成など、多くの手間がかかる工程が含まれています。
適切なツールの活用は、作業を効率化し、時間の削減が可能です。また、施策の効果を可視化することで、より精度の高い改善が行えます。
以下のようなツールの活用は、マーケティング運用が効率化できるおすすめツールです。
- MAツール
- 広告効果測定ツール
- アクセス解析ツール
- BIツール
適切なツールを導入すれば、運用効率が向上し、より効果的なデジタルマーケティングが可能になります。ツールの詳細は、記事内で紹介しているリストをぜひ参考にしてください。
6. デジタルマーケティングツール導入のメリット
ここでは、デジタルマーケティングツールを導入することで得られる主なメリットについて解説します。自社のマーケティング活動をより効率化し、投資対効果を最大化するために参考にしてください。
6-1. レポート作成の自動化で分析に注力できる
レポート作成を自動化すれば、ミスを減らし、重要業務に集中できます。
定型的な作業を自動化すると、分析や判断などの人間にしかできない業務にリソースを集中できます。
自動化できる作業の例は、次の通りです。
- データのグラフ化
- 定型的な計算の自動処理
自動化できる業務があれば、営業活動やスキルアップの時間を確保し、生産性の向上や社内ノウハウの蓄積につながります。
単純作業をツールに任せ、重要な業務に集中し、効率的な成果を目指しましょう。
6-2. Webデータと実際の成約データのズレをなくす
デジタルマーケティングツールを活用すれば、Webデータと成約データのズレの解消が可能です。正確な分析が可能になり、効果的な戦略を立案できます。
Webデータだけでは、顧客がコンバージョンに至る全容を把握するのが難しい場合があります。顧客の行動経路を正確に追跡するには、Web上のデータと成約データを統合した管理・分析が必要です。
例えば、次のツールは施策ごとの効果を適切に評価し、改善に活かせます。
| ツール | 効果 |
|---|---|
| CRMツール | 顧客データを一元管理し、オンラインからオフラインまでの行動を可視化 |
| 広告効果測定ツール | 広告接触と成約データを紐付け、施策の成果を正確に把握 |
Web広告で得たリードがどのように成約につながったかを明確化し、予算配分や施策を最適化できるでしょう。
ツールを活用してデータのズレを解消し、効率的で成果の出るマーケティング戦略を実現しましょう。
6-3. 広告施策を一元管理し、デジタルマーケティングのROI(投資対効果)を最大化させる
デジタルマーケティングツールの活用は、広告施策を一括管理し、投資対効果の最大化が可能です。
広告を個別に管理すると、運用が複雑化し、無駄なコストが発生しがちです。一方で、ツールを使えば複数の広告プラットフォームを統合して管理でき、効率的な運用が可能になります。
例えば、以下のような効果が期待できます。
| 広告配信の一元管理 |
|
|---|---|
| リアルタイム効果測定 |
|
上記により、得られる効果は次の通りです。
- 広告費の10%削減(無駄な配信停止)
- コンバージョン率15%向上(効果的な施策に集中)
- 運用時間30%短縮(効率的な管理)
ツールで広告施策を一括管理すれば、運用効率を向上させながら成果を最大化できます。
7. アドエビスを活用したデジタルマーケティングの成功事例
アドエビスとは、広告効果測定やコンバージョンデータの分析を効率的に行えるツールです。広告の成果を可視化し、正確なデータをもとに最適な施策を実行ができるサポートをします。
ここでは、アドエビスを活用してデジタルマーケティングの成功事例をご紹介します。
実際の企業の成功体験をもとに、自社のマーケティング施策に活かす参考にしてください。
7-1. CV数約1.6倍増加!成果が出るタイミングを把握し、戦略的な広告運用を実現|株式会社Belong
伊藤忠グループとして中古スマホの売買を展開する株式会社Belong様は、BtoB・BtoCの両事業において、従来利用していた分析ツールでは、イベントやパラメーター設計の柔軟性や、アトリビューション分析・レポーティングの使い勝手に課題がありました。
そこでアドエビスを導入し、BtoB領域ではSalesforceの顧客・商談データ、BtoC領域ではShopifyの顧客情報と広告データを紐付け、成約データを含めた広告効果分析を実施。
特に「広告接触からコンバージョンに至るまでの潜伏期間」を分析したことで、その傾向をもとに施策スケジュールを逆算して設計できるようになりました。
その結果、BtoBではリード数が約130%に増加しつつCPAを約半分に抑制。BtoCでも月間CV数が約160%に向上するなど、データに基づいた戦略的な運用で大きな成果を上げています。
株式会社Belong様の事例は、以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
⇒ CV数約1.6倍増加!成果が出るタイミングを把握し、戦略的な広告運用を実現|株式会社Belong
7-2. CPA20%改善の理由とは?人材業界で成果を出した"実成約ベース"の広告運用
競合が激化し広告単価が高騰していた人材業界における支援において、ブルースクレイ・ジャパン株式会社様が支援したクライアント様では、広告媒体の管理画面上で計測されるコンバージョン数と、その後の本登録・実成約とが連動せず、成約ベースで広告効果を正しく評価できていない点が課題となっていました。
そこでアドエビスを導入し、広告の計測データとクライアント側が保有する実成約データを統合。Looker Studioを活用して、どの施策が最終的な成約につながっているかを可視化する分析環境を整備しました。
その結果、成約につながっていない施策を排除し、成約率の高いユーザー層に対してはGoogle広告の「価値のルール(※)」を活用して入札を強化するなど、質の高いユーザー獲得を重視した広告運用へとシフト。
実成約ベースでのCPAは約20%改善し、事業成果に直結する広告運用を実現しています。
※ コンバージョンが持つ価値を調整できる機能のことで、特定の条件下において「デバイス」「地域」「オーディエンス」の3項目でコンバージョンの重みを加算できる
ブルースクレイ・ジャパン株式会社様の事例は、以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
⇒ CPA20%改善の理由とは?人材業界で成果を出した"実成約ベース"の広告運用
8. アドエビスでデジタルマーケティングの成果を最大化できる
本記事では、デジタルマーケティングが重要な理由や具体的な種類、成功させるポイントなどを詳しく解説しました。
デジタルマーケティングを成功させるには、 正確なデータ計測 と 施策ごとの売上貢献度の可視化が重要です。
顧客行動のオンラインシフトやニーズの多様化により、 個別最適化されたアプローチが必要不可欠です。データの活用で、正確なターゲティングと効果測定が可能になり、競争優位性を高められます。
データを基にした正確な分析と、施策の効果的な評価がデジタルマーケティング成功に重要です。
そこで、デジタルマーケティングの課題を解消するためにおすすめなのが、広告効果測定ツール「アドエビス」です。
「アドエビス」を活用すれば、誰でも簡単にデータを一元管理し、施策の効果を正確に把握できます。デジタルマーケティングの成果を最大化したい方は、ぜひ「アドエビス」の活用をご検討ください。
アドエビスは、初心者から上級者まで幅広く活用されています。
- Cookie規制対応で高精度なデータ計測で信頼性の高い分析が可能
- 複数施策を一元管理し、広告運用全体を効率的に把握できる環境が整う
- コンバージョン経路を可視化し、ユーザーがどの施策を経由して購買に至ったのかを一目で把握できる
- 誰でも簡単に施策ごとの貢献度を定量的に評価できる顧客満足度94%のカスタマーサポートで初心者でも安心して利用できる(自社調査:2022年度サポート満足度アンケート結果より(10段階7以上))
アドエビスの導入により、正確なデータをもとに戦略的な意思決定が可能になります。
データドリブンなマーケティングを実現したい方は、ぜひ「アドエビス」をご検討ください。
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