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コンバージョン(CV)とは?意味・種類・CVRの計算方法・増やすポイントをわかりやすく解説

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Webサイトや広告の運用を始めると、「コンバージョン(CV)」という言葉を目にする機会が増えます。しかし、商品購入や問い合わせなど、何をコンバージョンとするかはサイトの目的によって異なります。

コンバージョンを適切に設定しなければ、アクセスやクリックが増えても、売上や商談につながっているのか判断できません。事業目標に近い行動をコンバージョンとして定め、CVRやCPAなどの指標と併せて確認することが重要です。

本記事では、コンバージョンの意味や種類、関連指標の計算方法、計測時の注意点、コンバージョン率を高めるポイントまで解説します。Webマーケティングを始めたばかりの方も、自社で何を計測すべきか整理する際にお役立てください。

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1. コンバージョン(CV)とは|Webマーケティングにおける「成果」

コンバージョン(Conversion)とは「転換」や「変化」を意味する言葉です。

Webマーケティングでは、Webサイトや広告を訪れたユーザーが、企業の定めた成果につながる行動を取ることを指し、「CV」と略されます。

コンバージョンに設定する行動は、商品購入、問い合わせ、資料ダウンロード、会員登録などさまざまです。コンバージョンの定義はサイトの目的によって異なるため、事業目標に合わせて設定します。

広告の表示やクリックは、あくまでユーザーを成果へ導く途中の行動であり、通常はそれだけでコンバージョンとは扱いません。

例)
広告・検索結果 → Webサイトへの訪問 → 商品購入・問い合わせなどのコンバージョン

まずは、自社がWebサイトや広告施策を通じて達成したい成果を明確にしましょう。そこから逆算すると、計測すべきコンバージョンを決めやすくなります。

以下の記事でも、Web広告におけるコンバージョンの詳細や増やすためのポイントを詳しく解説していますので、参考にしてください。

⇒ 広告におけるコンバージョンとは?CVを増やすためのポイントを解説

2. コンバージョンがWebマーケティングで重要な理由

コンバージョンは、Webサイトや広告が事業成果に結びついているかを確認するための重要な指標です。CV数を起点にCVRやCPAといった指標を確認することで、売上や利益への貢献度を把握し、改善点を見つけ、施策の効果を可視化できるようになるのです。

1. 売り上げや利益を向上するため 2. 改善点を見つけられる 3. 施策の効果を可視化できる

例えば、アクセス数やクリック数が伸びていても、問い合わせや購入につながらなければ、売上への貢献度は判断できません。

CV数を事業成果の基準に据えることで施策が利益にどれだけ結びついているかを判断しやすくなり、CVRやCPAを併せて確認すると「流入は多いが購入されない」「獲得できているが費用が高い」といった課題も切り分けられます。

ただし、コンバージョン数だけを増やせばよいとは限りません。例えばBtoBサイトで資料請求が増えても商談につながらない場合は、獲得数だけでなく商談化率や成約率まで確認し、コンバージョンを起点に各指標を比較しながら改善箇所や予算配分を検討することが重要です。

3. 自社サイトでは何をCVにする?サイト別の具体例

コンバージョンは、サイトの役割と事業モデルに合わせて設定します。

代表的なメインコンバージョンと、そこへ至る途中のマイクロコンバージョンを整理すると、以下のようになります。

サイトの種類 メインコンバージョンの例 マイクロコンバージョンの例
EC・アパレル 商品購入、定期購入 カート追加、お気に入り登録
BtoB・IT・広告 問い合わせ、資料請求、見積依頼 料金ページ閲覧、事例閲覧
医療・不動産など 来院予約、内覧予約、相談 電話タップ、アクセスページ閲覧
アプリ・メディア アプリのダウンロード、会員登録 記事の読了、メルマガ登録

ここではそれぞれの具体例を紹介していきます。

3-1. EC・アパレルサイト|商品購入・定期購入

EC・アパレルサイトでは、売上に直結する商品購入や定期購入をメインコンバージョンに設定します。購入件数だけでなく売上金額も記録すると、客単価の異なる商品を同じ1件として評価する問題を避けやすくなります。

コンバージョン例

  • メイン:商品購入、定期購入の申込み
  • マイクロ:商品詳細の閲覧、カート追加、お気に入り登録、会員登録

カート追加は多いのに購入が少ない場合は、送料の表示、決済方法、入力フォームなどに離脱要因があると考えられます。購入前の行動も計測し、どこでユーザーが離れているかを確認しましょう。

3-2. BtoB・IT・広告サイト|問い合わせ・資料請求・見積依頼

BtoB・IT・広告サイトでは、問い合わせや資料請求、見積依頼など、営業へ引き渡せる行動がメインコンバージョンになります。検討期間が長い商材では、Web上のCVだけでなく、その後の商談化や受注まで追うことが大切です。

コンバージョン例

  • メイン:問い合わせ、資料請求、見積依頼、デモ申込み
  • マイクロ:料金ページ閲覧、導入事例閲覧、セミナー申込み、メールマガジン登録

資料請求の件数が多くても、対象外の企業からの申込みが多ければ営業成果にはつながりません。獲得件数だけでなく、商談化率・成約率も併せて確認し、獲得したリードの質まで施策ごとに比較しましょう。

3-3. 医療・不動産などの店舗・来店型サービス|予約・電話・内覧・相談

医療、不動産、サロンなどの店舗・予約型サービスでは、来院予約、内覧予約、相談申込みがメインコンバージョンです。Webサイトを見た後に電話や来店へ進むユーザーもいるため、フォーム送信だけでは成果を十分に捉えられません。

コンバージョン例

  • メイン:Web予約、電話予約、内覧申込み、来店相談
  • マイクロ:電話番号のタップ、店舗情報・アクセスページの閲覧、空き状況の確認

電話や来店を計測対象に含める場合は、広告やページごとの専用電話番号、予約システム、顧客管理データなどを活用しましょう。予約数に加えて、来店率や契約率まで確認すると、集客施策を事業成果に近い基準で評価できます。

3-4. アプリ・メディアサイト|ダウンロード・会員登録・メルマガ登録

アプリではダウンロードや初回起動、メディアサイトでは会員登録やメールマガジン登録が代表的なコンバージョンです。ただし、登録後の継続利用や課金が重要なサービスでは、ダウンロードだけを最終成果にしないようにします。

コンバージョン例

  • メイン:アプリのダウンロード、会員登録、有料プラン申込み
  • マイクロ:記事の読了、複数ページの閲覧、メールマガジン登録、無料体験開始

ダウンロード後の起動率や無料会員から有料会員への転換率も確認すると、獲得後の課題が見えます。事業収益につながる段階まで計測範囲を広げることが重要です。

4. コンバージョンの主な種類7つ

コンバージョンは、件数の数え方、獲得経路、広告への接触、最終成果との距離などによって分類できます。ただし、用語の定義や集計条件は広告媒体や計測ツールによって異なる場合があります。ここでは以下の7つのコンバージョンについて解説します。

種類 判断軸 概要
総コンバージョン 件数 同じユーザーの複数回の成果も数える
ユニークコンバージョン 人数 同じユーザーの成果を原則1件として数える
直接コンバージョン 獲得経路 広告経由の訪問中に成果へ至る
間接コンバージョン 獲得経路 広告接触後、別経路で再訪して成果へ至る
クリックスルーコンバージョン 広告接触 広告をクリックした後の成果
ビュースルーコンバージョン 広告接触 広告を見たがクリックせず、後に成果へ至る
マイクロコンバージョン 成果との距離 最終成果の手前にある重要な行動

4-1. 総コンバージョン

総コンバージョンは、発生したコンバージョンの延べ件数です。同じユーザーが複数回購入した場合も、それぞれを1件として数えます。購入回数や申込み回数を把握したい場合に適しています。

例)
1人のユーザーが商品を3回購入した場合、総コンバージョンは3件

ECサイトの受注件数を確認する場合は総コンバージョンが役立ちます。一方、何人の顧客を獲得したかを見たい場合は、以下で説明するユニークコンバージョンも併せて確認しましょう。

4-2. ユニークコンバージョン

ユニークコンバージョンは、同じユーザーが一定期間内に複数回コンバージョンしても、原則として1件と数える考え方です。獲得した人数を把握するときに用います。

例)
1人のユーザーが商品を3回購入した場合、ユニークコンバージョンは1件

ただし、媒体やツールによってユーザーの識別方法や集計期間が異なります。数値を比較する際は、同じカウント条件になっているかを確認してください。

4-3. 直接コンバージョン

直接コンバージョンは、ユーザーが広告をクリックしてサイトを訪れ、その訪問中に購入や問い合わせを完了したケースです。コンバージョン直前の施策を評価する際に使われます。

例)
検索広告をクリックし、遷移先の商品ページからそのまま購入

直接コンバージョンは把握しやすい一方、ユーザーがその前に接触した広告やコンテンツの影響は反映されません。検討期間が長い商材では、間接コンバージョンも確認する必要があります。

4-4. 間接コンバージョン

間接コンバージョンは、広告やコンテンツに接触したユーザーが一度離脱し、後日、自然検索やブックマークなど別の経路で再訪してコンバージョンしたケースです。

例)
SNS広告で商品を知り、数日後に商品名を検索して購入

初回接触や比較検討を促した施策は、ラストクリックだけの評価では見落とされる場合があります。接触履歴を確認すると、認知から獲得までの役割を踏まえて予算を検討できます。

4-5. クリックスルーコンバージョン

クリックスルーコンバージョンは、広告をクリックしたユーザーが、設定された計測期間内にコンバージョンした件数です。同じ訪問中に完了したケースだけでなく、後日の成果が含まれる場合もあります。

例)
ディスプレイ広告をクリックし、3日後に再訪して資料を請求

計測期間やカウント方法は広告媒体の設定によって変わります。媒体間で比較する場合は、クリック後何日までを成果に含めているかをそろえましょう。

4-6. ビュースルーコンバージョン

ビュースルーコンバージョンは、広告を表示されたもののクリックしなかったユーザーが、後に別経路でコンバージョンした件数です。動画広告やディスプレイ広告など、認知を担う施策の評価に用いられます。

例)
動画広告を視聴し、後日ブランド名を検索して商品を購入

広告が画面に表示されても、必ず認識されたとは限りません。ビュースルーコンバージョンは、広告接触による影響を把握するための参考指標です。これだけで成果を判断せず、広告をクリックした後のコンバージョンなども確認しましょう。

4-7. マイクロコンバージョン

マイクロコンバージョンは、商品購入や契約などの最終成果へ至る前にユーザーが取る行動です。カート追加、料金ページ閲覧、フォーム到達などが該当します。

例)
資料請求をメインコンバージョン、料金ページ閲覧をマイクロコンバージョンに設定

最終コンバージョンが少ないサイトでも、途中の行動を計測すれば離脱箇所を特定しやすくなります。ただし、マイクロコンバージョンの増加が最終成果につながっているかも定期的に検証しましょう。

5. コンバージョンと併せて確認したい4つの指標

コンバージョン数だけでは、流入の効率や獲得費用まではわかりません。

CVR、CPA、CTR、ROASを併せて確認すると、広告から売上までの課題を段階ごとに把握できます。ここではその4つの指標について紹介します。

指標 計算式 確認できること
CVR CV数 ÷ 訪問数(またはクリック数) × 100 流入後に成果へ至った割合
CPA 広告費 ÷ CV数 1件のCVにかかった費用
CTR クリック数 ÷ 表示回数 × 100 広告がクリックされた割合
ROAS 広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100 広告費に対する売上の割合

5-1. CVR|コンバージョンに至った割合

CVR(Conversion Rate)は、Webサイトへの訪問や広告のクリックのうち、コンバージョンに至った割合です。訪問後の導線やページ内容が、ユーザーの行動につながっているかを確認できます。

CVR=CV数 ÷ 訪問数(またはクリック数)×100

たとえば、1,000回の訪問に対して20件のCVが発生した場合、CVRは2%です。ページ同士を比較するときは、セッション数、ユーザー数、クリック数のどれを母数にするか統一しましょう。

ただし、CVRは様々な要因で減少することがあります。

CVR(コンバージョン率)が低下する要因

CVRの改善方法については、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ CVRを改善するには?基本的な考え方から業界別の改善施策まで!

5-2. CPA|1件のコンバージョンを獲得するためにかかった費用

CPA(Cost Per Action/Acquisition)は、1件のコンバージョンを獲得するためにかかった広告費です。広告施策の獲得効率を判断するときに使います。

CPA=広告費 ÷ CV数

たとえば、広告費10万円で20件のCVを獲得した場合、CPAは5,000円です。
目標CPAは、1件のCVから見込める粗利や成約率を踏まえて設定する必要があります。

広告のCPAを改善する方法

CPAの設定方法や改善については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ 広告におけるCPAとは?設定方法や改善のためのポイントを解説

5-3. CTR|広告が表示された回数に対するクリックの割合

CTR(Click Through Rate)は、広告が表示された回数のうち、クリックされた割合です。広告の見出しや画像、配信対象がユーザーの関心と合っているかを確認できます。

CTR=クリック数 ÷ 表示回数 ×100

CTRが低い場合は、訴求内容やターゲティングの見直しが候補になります。CTRが高い一方でCVRが低い場合は、広告とランディングページの訴求のずれや、ページ内容、フォーム、流入ユーザーの質などを確認しましょう。

5-4. ROAS|広告費に対して得られた売上の割合

ROAS(Return On Advertising Spend)は、広告費に対してどれだけの売上を得たかを示す割合です。CPAが獲得1件あたりの費用を見るのに対し、ROASは売上を基準に広告の回収状況を確認するものです。

ROAS=広告経由の売上 ÷ 広告費 ×100

たとえば、広告費10万円から50万円の売上が発生した場合、ROASは500%です。
ROASが高くても利益が残るとは限らないため、原価や人件費を含むROIと使い分けてください。

ROASについては、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ 広告の費用対効果(ROAS)とは?ROIとの違い、計算式や広告費の目安を解説

6. 自社に合ったコンバージョンを設定する4つの手順

コンバージョンは、計測しやすい行動ではなく、事業目標から逆算して設定します。

最終成果と途中の行動を分け、誰が見ても同じ意味になるよう定義しましょう。

6-1. 売上・契約など最終的な事業目標を決める

最初に、Web施策を通じて達成したい事業目標を決めます。「アクセスを増やす」ではなく、「ECの売上を増やす」「新規契約を増やす」など、売上や契約に結びつく目標を置きます。

ECの例: 月間売上を増やす
BtoBの例: 新規契約数を増やす

事業目標が曖昧なままでは、資料請求、問い合わせ、商談のどれを重視すべきか判断できません。経営、営業、マーケティングで目標と評価期間を共有しましょう。

6-2. 最終成果に最も近いメインコンバージョンを決める

次に、Web上で計測できる行動のうち、事業目標に最も近いものをメインコンバージョンに設定します。ECでは購入完了、BtoBでは問い合わせや商談予約などが候補です。

ECの例: 商品購入、定期購入申込み
BtoBの例: 問い合わせ、見積依頼、デモ申込み

資料ダウンロードより商談予約の方が成約に近い場合は、両者を同じ価値のCVとして扱わないようにしましょう。主指標と補助指標を分けると、獲得数だけに偏った判断を防げます。

6-3. ボトルネックを確認するマイクロコンバージョンを決める

次に、メインコンバージョンの手前にある行動から、改善に役立つマイクロコンバージョンを選びます。数を増やすこと自体ではなく、ユーザーがどの段階で離脱しているか確認することが目的です。

ECの例: 商品詳細閲覧、カート追加、購入フォーム到達
BtoBの例: 料金ページ閲覧、事例閲覧、資料ダウンロード

計測項目を増やしすぎると、判断に必要な数字が埋もれてしまいます。メインコンバージョンとの関係を説明できる行動に絞り、定期的に相関を確認しましょう。

6-4. カウント方法・計測期間・金額を定義する

最後に、同じユーザーの複数回の成果を数えるか、広告接触から何日間を成果に含めるか、コンバージョンへいくらの価値を付けるかを決めましょう。

ECの例: 購入ごとに1件、売上金額をCV値として記録
BtoBの例: 同一ユーザーの資料請求は1件、商談化後の金額をCRMから連携

媒体や部門ごとに定義が異なると、数字を正しく比較できません。指標名、発火条件、重複処理、計測期間、金額の付け方を仕様書にまとめて共有してください。

7. コンバージョンを計測する4つの方法

コンバージョンの計測方法は、Webサイト内の行動、広告接触、商談・受注など、追いたい範囲によって異なります。複数の方法を組み合わせると、流入から事業成果までをつなげて確認できます。

ここでは代表的な4つの方法を紹介します。

7-1. GA4でWebサイト内のコンバージョンを計測する

GA4(Googleアナリティクス4)とは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。

GA4では、ページの閲覧、クリック、ファイルのダウンロード、フォーム送信など、事業上重要なイベントをキーイベントに設定することで、サイト内のCVを確認できます。

計測したい行動 設定例
フォーム送信 送信完了イベントまたは完了ページ表示
CTA・電話番号のクリック クリックイベント
PDFダウンロード file_downloadイベント
購入 purchaseイベント

他にも、ページビューやスクロール、離脱クリック、サイト内検索、動画操作、ファイルダウンロードなどは、拡張計測機能で取得できる場合があります。一方、独自フォームや特定ボタンのクリックは、GTMやカスタムイベントの設定が必要になることがあります。

参照:「キーイベントについて」Google アナリティクス ヘルプ

7-2. Google広告・Meta広告などのタグ・APIで広告成果を計測する

広告媒体のコンバージョンタグやイベントを設定し、広告クリック・表示後の成果を媒体ごとに確認する方法もあります。ブラウザとサーバーの両方から同じCVデータを送る場合は、二重計上を防ぐため、媒体ごとに必要な設定を行います。

方法例 特徴
ブラウザタグ サイト上の行動をブラウザ経由で送信
GTM タグと発火条件を一元管理
コンバージョンAPI サーバーから媒体へ成果データを送信
オフラインCVインポート 商談・受注データを媒体へ取り込む

これらの設定は媒体によって詳細が異なるため、使用している広告媒体のヘルプページをご参照ください。

Google広告の設定については、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ Google広告のコンバージョン(CV)設定ガイド!手順やよくある疑問を解説

Meta広告の設定については、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ Meta広告(Facebook広告)のコンバージョン設定手順と計測できないときの対処法【キャプチャ付】

7-3. CRM・受注データと連携して商談・成約まで計測する

Webサイト上の問い合わせやフォーム送信の件数だけを最終的な成果として扱うと、そこから先の商談化や受注につながったかどうかまでは把握できません。

顧客との接点や商談履歴を管理するCRM(顧客関係管理システム)や基幹システムに蓄積されたデータと、広告経由の流入データを顧客IDなどで紐づけることで、問い合わせ以降の商談・受注・売上までを一連の流れとして確認できます。

段階 主なデータ 確認できる指標の例
問い合わせ(Web) フォーム送信データ、流入経路 リード数、CVR
商談 CRM・基幹システムの商談履歴 商談化率、商談獲得単価
受注 CRM・基幹システムの受注データ 受注率、売上、顧客単価

特にBtoBや高額商材では、問い合わせ件数を増やせても、実際の受注に結びつかないリードが紛れやすくなります。CRM・受注データと連携し、リードの件数だけでなく商談化率や受注率まで確認することで、獲得したリードの質を踏まえた評価がしやすくなります。

7-4. 広告効果測定ツールで複数媒体を横断して計測する

複数の広告媒体を運用している場合は、広告効果測定ツールを使うと、複数媒体の成果を共通の基準で比較しやすくなります。直接効果だけでなく、初回接触や途中の接触を含む間接効果を分析できるツールもあります。

機能例 確認できること
媒体横断計測 各媒体の各種データ
アトリビューション分析 CVまでに接触した施策の貢献
コスト連携 媒体別のCPA・ROAS
CRM/SFA連携 商談・受注を含む事業成果

媒体の管理画面だけを足し合わせると、複数媒体に同じCVが計測されている場合があったり、CVに至るまでの各接点の貢献が十分に評価されていない場合があります。専用ツールを使うことで、直接CVだけでなく間接効果やコンバージョン後の売上まで分析することが可能です。

8. コンバージョン計測・評価で注意したい5つのポイント

ここからは、実際にコンバージョンを計測・評価する際に注意したいポイントについて紹介します。

8-1. 完了ページの再読み込みやタグの重複でCVを二重計上する

計測設定によっては、決済・申込み完了ページを再読み込みした際などに、同一の成果が複数回送信され、実際よりCVが多く計上される場合があります。特に、完了ページの表示を条件にCVを計測している場合は、再表示による重複計上が起きない設計になっているか確認が必要です。

防ぐには、注文IDや申込IDといった一意の識別子で同一のCVを判別し、重複を除外する仕組みが有効です。あわせて、計測タグが想定通りの条件でのみ発火しているかを定期的に確認し、実際の受注件数と計測上のCV数に大きな乖離が出ていないかもチェックしておきましょう。

8-2. 価値の異なるコンバージョンを同じ成果として集計する

購入や問い合わせなど事業成果に直結する成果と、商品ページの閲覧やカート追加といった途中経過の行動を同じ重みで集計すると、実際以上に成果が出ているように見えてしまいます。複数のCVポイントを一括りに「コンバージョン数」として扱っていると、この違いはなおさら見えにくくなります。

メインコンバージョンとマイクロコンバージョンは分けて管理するのが基本です。メインコンバージョンの推移を中心に評価しつつ、マイクロコンバージョンは離脱箇所の特定といった別の目的に活用すると、成果を過大評価するリスクを抑えられます。

8-3. 広告媒体ごとのCVを足して実際より多く評価する

1人のユーザーが複数の広告媒体に接触したうえでコンバージョンに至った場合、それぞれの媒体の管理画面で個別にCVが計上されることがあります。そのため各媒体のレポート値を単純に合算すると、自社サイトで実際に発生したCV数を上回りやすくなるのです。

媒体レポートの合計値をそのまま比較するのではなく、自社サイト側の実CV数と照らし合わせ、共通の計測基準や重複排除の考え方を揃えて確認する必要があります。どちらの数値を正としてKPIを追うかをあらかじめ決めておくことも、評価のブレを抑えるポイントです。

8-4. 電話・来店・商談・受注などオフライン成果を計測しない

Webフォームからの問い合わせ件数だけを見ていると、電話での問い合わせや実店舗への来店、その後の商談化・受注といったオフラインの成果を見落としてしまいます。特に高額商材や来店を伴うサービスでは、最終的な成果の多くがWeb上の行動だけで完結しません。

こうした見落としを防ぐ方法が、電話番号のトラッキングや来店予約システム、CRM・基幹システムとの連携です。顧客IDや問い合わせ番号でオンラインの流入データとオフラインの成果を紐づければ、Web上のCV数だけでなくその先の商談・受注まで含めた評価が可能になります。

8-5. Cookie規制やクロスデバイス行動による計測欠損を放置する

スマートフォンとパソコンを使い分けたり、複数のブラウザをまたいでサイトを訪れたりすると、同一ユーザーの行動を1つの流入経路として正しく紐づけられないことがあります。ブラウザのCookie規制により、広告接触からコンバージョンまでの経路の一部が計測データ上で欠けてしまう場合も少なくありません。

計測に一定の制約がある以上、計測環境によって欠損や数値差が生じる可能性があるため、計測仕様を踏まえて数値を評価することが重要です。社内で保有する受注データや会員データと定期的に突き合わせ、計測値との差がどの程度あるかを把握しておくと、数値の見方を誤らずに済みます。

9. コンバージョン率(CVR)を高める8つのポイント

コンバージョン率を改善するには、流入するユーザーとページ内容を合わせ、行動を妨げる要因を減らします。変更前に仮説を立て、マイクロコンバージョンやA/Bテストで影響を確認してください。

9-1. 広告・検索キーワードとランディングページの内容を揃える

広告や検索結果で期待した内容と、遷移先ページの情報が異なると、ユーザーは離脱しやすくなります。キーワード、広告文、ページの見出し、CTAまで同じ訴求軸でつなぎましょう。

たとえば「無料相談」を訴求する広告の遷移先では、対象者、相談内容、申込み方法をすぐ確認できるようにします。流入元別のCVRを比較すると、意図とのずれを見つけやすくなります。

9-2. ファーストビューで商品・サービスの価値を伝える

ページを開いた直後に、誰のどの課題を解決する商品・サービスなのかを示しましょう。機能名だけでなく、利用者が得られる変化や選ばれる理由を簡潔に伝えることが有用です。

また、対象者、提供価値、主要なCTAをファーストビュー内に配置することも重要です。情報を詰め込みすぎず、詳しい説明は下部へ分けると、次に読む内容を判断しやすくなります。

9-3. スマートフォンでの表示速度と操作性を改善する

スマートフォンで文字が小さい、ボタンが押しにくい、表示が遅いと、内容を読む前に離脱される可能性があります。実機でページを開き、表示と操作を確認しましょう。

また、画像容量、不要なスクリプト、入力欄の幅、ボタン同士の間隔を見直すことも重要です。デバイス別のCVRや離脱率を比較し、スマートフォンだけ数値が低いページから改善すると効率的です。

9-4. CTAの文言・位置・デザインを改善する

CTAは「送信」だけでなく、「無料で資料を受け取る」「空き日程を確認する」など、押した後の行動がわかる文言にしましょう。背景とのコントラストや周囲の余白も確認してください。

ページ上部、説明の区切り、記事末など、ユーザーが判断しやすい位置に配置することも有用です。ボタンの数を増やすだけでなく、各位置まで到達したユーザーの反応を計測しましょう。

9-5. 入力フォームの項目とエラー表示を見直す

入力項目が多いほど、ユーザーの負担は大きくなります。初回の問い合わせに不要な項目は削り、郵便番号から住所を補完するなど、入力の手間を減らしてください。

エラーは送信後にまとめて出すのではなく、該当欄の近くに理由と修正方法を表示します。フォーム到達数と送信完了数の差を確認すると、改善効果を測りやすくなります。

9-6. 実績・口コミ・セキュリティ情報で不安を減らす

購入や問い合わせの直前には、「信頼できる会社か」「個人情報は安全か」といった不安が生じます。導入実績、利用者の声、運営会社情報、返品・解約条件などを提示しましょう。

口コミは対象者や利用状況がわかる形で掲載し、根拠のない最上級表現は避けます。フォーム付近にプライバシーポリシーやセキュリティ情報への導線を置くことも有効です。

9-7. マイクロコンバージョンから離脱箇所を特定する

最終CVだけでは、ページのどこに課題があるか判断できません。商品閲覧、CTAクリック、フォーム到達、送信完了など、主要な段階をマイクロコンバージョンとして計測しましょう。

CTAクリックが少なければ訴求や配置、フォーム到達後の離脱が多ければ入力項目を見直すなど、段階に応じて仮説を立てます。改善後は最終CVへの影響まで確認してください。

9-8. A/Bテストで仮説を一つずつ検証する

A/Bテストでは、原則として検証したい仮説を絞り、変更前後のパターンを比較します。複数箇所を同時に変えると、どの変更が結果に影響したか判断できません。

十分なデータが集まる期間を確保し、CVRだけでなくCV数や売上も確認します。短期間の差だけで結論を出さず、ユーザー属性や流入元の偏りも点検しましょう。

コンバージョン率の改善については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ コンバージョン率とは?意味や計算式から5つの改善策までまとめて解説

10. 正確なコンバージョン計測・分析には「アドエビス」

複数の広告媒体やCRMを利用していると、媒体ごとの計測基準やデータの保管場所が異なり、全体の成果を比較しにくくなります。

当社が提供する広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」は、媒体をまたいだ計測、分析、外部連携を一つの環境で行えるサービスです。

アドエビス(AD EBiS)

サービス提供開始から20年以上、累計導入企業数11,000件以上、広告効果測定ツールの導入シェアNo.1(※)という実績を持ち、幅広い業種の企業に活用されています。
※ 2024年8月期 指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

ここでは、マーケティング・広告施策の評価・改善に役立つ2つの強みを紹介します。

10-1. 強み①:事業成果まで可視化する高精度な計測基盤

広告管理画面の数値だけを見ていては、「クリック数は多いのに、なぜ売上が伸びないのか」といった疑問に答えられません。特にBtoBなどWeb上のCV後に商談・受注が発生するビジネスでは、広告管理画面のクリック数やCV数だけでは最終的な事業成果まで判断できません。

アドエビスでは、Web上のCVデータとCRM・SFAに蓄積された商談・受注・売上データをつなぎ合わせることで、広告接触から最終成果までを一つの画面で追えるようにしています。

顧客管理システムと連携し、Web上の獲得数だけでは測れない「利益に繋がる質の高い集客」を特定するフロー

これにより見えてくるのは、獲得件数の多さと事業への貢献度が必ずしも一致しないという事実です。たとえば、CV数の多い広告であっても、商談化率や受注率が伴わなければ利益への貢献は限られます。逆に獲得件数が少なくても、受注単価や継続率の高い施策であれば、優先的に予算を振り向ける価値があります。

計測データの正確性を支えているのが、サーバー側で発行するファーストパーティCookieの仕組みです。

Cookieの有効期限の制限への対策機能も無料でご用意 最大366日まで保持可能

ITPをはじめとするブラウザ側のCookie規制が進むなかでも、この仕組みによって媒体の管理画面と社内データのCV数の乖離を抑えられます。

獲得数という表面的な指標ではなく、売上・利益という実質的な成果を基準に予算配分を見直せる点が、アドエビスの計測基盤の強みです。

10-2. 強み②:間接効果と広告コストを横断した費用対効果の評価

評価の基準を最後の接点(ラストクリック)だけに置いてしまうと、比較検討の後押しをしたコンテンツや、再訪のきっかけをつくった広告の存在が見えなくなってしまいます。

たとえば、SNS広告をきっかけに商品を認知したユーザーが、後日オウンドメディアの記事を読み、最終的に検索広告経由で資料請求に至ったケースを考えてみましょう。この場合、検索広告だけの成果として評価すると、それ以前の接点の貢献を見落としてしまいます。

アドエビスのアトリビューション分析は、最終接触より手前の接点まで遡って評価できるため、顧客の検討段階を後押しした施策も含めて貢献度を把握できます。

Before: 各媒体でコンバージョンが計上されている → After: 重複したコンバージョンを除き、正確なコンバージョン数で評価が可能

広告費・表示回数の管理を効率化する仕組みも用意されています。「媒体シンク機能」により、Google・Meta・LINEヤフーといった主要な運用型広告のデータを日次で自動取得・同期できるため、複数チャネルの接点を横断して分析することが可能です。

主要広告媒体へのパラメータ入稿を自動化し、ミスなく運用工数を大幅に削減する機能

これにより、認知段階を担う施策と、直接の獲得を担う施策、それぞれの役割を切り分けて評価できるようになります。ラストクリックの数字だけにとらわれず、認知から獲得までの流れ全体を見渡した予算配分を検討しやすくなる点が強みです。

マーケティング施策や広告の費用対効果を把握し、商談・受注につながる施策へ改善したい方は、以下より資料をダウンロードしてみてください。

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11. アドエビスでコンバージョン改善につながった事例

アドエビスを活用し、Web上のCVと商談・受注データをつないだ企業や、間接効果を踏まえて広告運用を見直した企業の事例を紹介します。

11-1. 株式会社Belong|BtoBのリード数約130%・CPA約半分、BtoCの月間CV数約160%

株式会社Belong様

中古スマートフォン・タブレットの売買事業を手がける株式会社Belong様は、アドエビスとSalesforceやShopifyのデータを連携し、Web上のCV後も含めて分析しています。広告をターゲット属性や訴求軸で分類し、クリエイティブの検証に活用しました。

その結果、2024年度のBtoB領域では大口案件につながるリード数が約130%に増え、CPAは従来の約半分に抑えられました。BtoC領域でも平均月間CV数が約160%まで増加しています。初回接触からCVまでの期間を分析し、施策時期の検討にも役立てています。

事例詳細は以下のページで紹介していますので、ご参照ください。

⇒ CV数約1.6倍増加!成果が出るタイミングを把握し、戦略的な広告運用を実現

11-2. インターノウス株式会社|Web CV数が月約350件から450件へ増加

インターノウス株式会社様

プログラミングスクールなどを運営するインターノウス株式会社様は、Web上の説明会予約と、参加、入校、内定などのオフラインデータを結びつけるためにアドエビスを導入しました。オンラインとオフラインで共通のユーザーIDを用い、集客から入校後までを一元管理しています。

施策別の直接効果・間接効果や費用対効果を確認し、予算配分を見直した結果、月間のWeb CV数は導入前の約350件から450件へ増加しました。マーケティングチームと代理店が同じ画面を見ることで、仮説や改善策を共有しやすくなった点も紹介されています。

事例詳細は以下のページで紹介していますので、ご参照ください。

⇒ CV数が1.3倍に!GA4ではできなかったWeb × オフライン統合評価をアドエビスで実現

12. コンバージョンに関するよくある質問

最後に、コンバージョンの設定や評価で生じやすい疑問へ回答します。

Q1. コンバージョンは複数設定してもよいですか?

コンバージョンは複数設定できます。商品購入、問い合わせ、資料請求などを分けて計測すると、ユーザーの行動を詳しく確認できます。ただし、価値の異なる行動を同じ成果として合算しないようにしてください。

Google広告では、入札や「コンバージョン」列に使うメインのアクションと、観察用のサブのアクションを分けられます。事業目標に近い行動をメインにし、それ以外は補助指標として管理しましょう。

参照:「メインとサブのコンバージョン アクションについて」Google 広告ヘルプ

Q2. コンバージョンとリード・成約の違いは何ですか?

コンバージョンは、企業がWeb施策上で成果と定めた行動の総称です。リードは問い合わせや資料請求などで得た見込み顧客、成約は契約や購入が成立した状態を指します。

BtoBでは、資料請求をコンバージョンとして計測し、その後にリードが商談、成約へ進む流れが一般的です。各段階を分けて記録すると、集客と営業のどちらに課題があるか判断しやすくなります。

Q3. メインコンバージョンとマイクロコンバージョンはどう使い分けますか?

メインコンバージョンには、購入や問い合わせなど事業目標に近い行動を設定します。マイクロコンバージョンには、カート追加や料金ページ閲覧など、最終成果へ至る途中の行動を設定します。

運用判断の中心はメインコンバージョンに置き、マイクロコンバージョンは離脱箇所や改善仮説を探すために使います。途中の行動が増えても最終成果が増えない場合は、指標の選び方を見直してください。

Q4. コンバージョン率は何%を目標にすべきですか?

コンバージョン率に、すべてのサイトへ共通する目標値はありません。業界、商品価格、流入経路、コンバージョンの難易度によって数値が変わるためです。

まずは自社の過去実績を基準にし、デバイス、ページ、流入元ごとに比較します。業界平均は参考情報として利用し、売上、CPA、商談化率など、事業成果に近い指標と併せて目標を設定しましょう。

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監修者

株式会社イルグルム
イルグルムは、データとテクノロジーで企業のマーケティング活動を支援するマーケティングテクノロジーカンパニーです。主力サービス「アドエビス」は広告効果測定ツール売上シェアNo.1※を誇り、創業以来の理念「Impact On The World」の実現に向けて挑戦を続けています。

※2024年8月期_指定領域における市場調査(調査機関:日本マーケティングリサーチ機構)

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