広告の費用対効果(ROAS)とは?計算式や広告費の目安を解説
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※ 2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

Web広告の費用対効果には、一定の目安があります。しかし、媒体や広告形式が多岐にわたるため、どの指標を用いればよいのかわからなくなる方もいらっしゃるでしょう。
- 費用対効果を考えるための目安や指標がわからない
- 媒体ごとの費用感のイメージがつかない
このような状況では、広告費をかけても、売上につながらない可能性があります。本記事では、広告の費用対効果や各媒体の費用感について詳しく解説します。
広告を適切に活用して、サービスや商品の売上を伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
1. 広告費用対効果(ROAS)とは?
ROAS(Return On Advertising Spend)は、費やした広告費に対して「どれだけの売上があったのか」を表す指標です。
広告施策の効果を定量的に評価できるため、費用対効果を改善したいときに役立ちます。
2. 広告費用対効果(ROAS)の計算式
ROASの計算式は「広告から得られた売上 ÷ 広告費 × 100(%)」です。
例えば、広告費が10万円で、その広告から得られた売上が50万円の場合、ROASは「50万円 ÷ 10万円 × 100」で500%となります。これは、1円の広告費で5円の売上があったことを意味します。
ROASの計算式を用いると、費用対効果を数値でシンプルに把握できるため、広告施策の見直しや改善の判断材料として有効です。
ただし、ROASはあくまで「売上」に着目した数値であり、「利益」は含まれていません。実際の収益性を把握するには、商品の利益率や単価なども加味する必要があります。広告の採算性をより正確にするには、ROI(Return On Investment/投資した金額に対しての利益率)やCPA(Cost Per Acquisition/1コンバージョンを獲得するのにかかったコスト)の指標も取り入れなければならない点に注意しましょう。
2-1. ROASとROI(投資収益率)との違い
ROI(投資収益率)は、投資に対してどれだけの利益が得られたかを示す指標です。最終的な収益性を把握する際に役立ちます。
ROIの計算式は、「利益(売上-売上原価-投資額)÷総投資額 × 100(%)」です。
ROASが売上ベースで広告の効果を評価するのに対し、ROIは利益ベースで評価するため、より実質的な経営判断が可能になります。
特に利益率の低い商品では、ROASが高くてもROIが低いケースもあるため、両者を使い分けることが重要です。
例えば、以下の条件でROASとROIをそれぞれ計算してみましょう。
【条件】
- 投じた広告費:30万円
- 売上:120万円
- 売上原価:60万円
- その他の投資額:20万円
この場合の総投資額は「広告費30万円 + その他の投資額20万円 = 50万円」です。利益は、「売上120万円 - 売上原価60万円 - 総投資額50万円 = 10万円」です。
■ ROAS(広告費用対効果)
= 売上 ÷ 広告費 × 100
= 120万円 ÷ 30万円 × 100 = 400%
■ ROI(投資利益率)
= 利益 ÷ 総投資額 × 100
= 10万円 ÷ 50万円 × 100 = 20%
このように、ROASは広告費に対する売上額を見る指標で、ROIは最終的な利益率を見る指標です。ROASだけでは判断しきれない投資効率を、ROIが補完してくれます。
2-2. ROASとCPA(顧客獲得単価)との違い
CPA(顧客獲得単価)は、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告費を示す指標です。
計算式は「広告費 ÷ コンバージョン数」とシンプルで、コンバージョンを重視した施策の効果を測る際に役立ちます。
ただし、コンバージョンには商品購入だけでなく、資料請求や会員登録などの売上に直結しない行動も含まれる可能性があるのでCPAが低ければ収益性が高いとは限りません。売上や利益を基準にしたROASやROIとは評価の軸が異なる点に注意が必要です。
CPAの計算は下記の通りです。
- 投じた広告費:50万円
- 1ヶ月に獲得したコンバージョン数(問い合わせ数):50件
このとき、CPAは「50万円(広告費)÷50件(コンバージョン数)」で1万円です。
⇒ 広告におけるCPAとは?設定方法や改善のためのポイントを解説
3. 広告費用対効果(ROAS)の目安
ROASの目安として、一般的に200%以上が望ましいとされています。これは、投下した広告費の2倍以上の売上を得ている状態を意味し、効率的な広告運用ができていると判断される基準です。
ただし、この数値はあくまで一つの目安であり、業界や広告媒体、商品の価格帯などによって異なる場合があります。
例えば、単価が高く利益率の良い商材では、目標ROASが低めに設定されることもあります。目安にとらわれすぎず、実情に応じて柔軟に判断することが重要です。
4. Web広告の費用の目安
Web広告(ネット広告)とは、インターネット上の様々な媒体に掲載される広告の総称です。媒体ごとに広告の形式や費用感が異なります。
- Google広告費用の目安
- Yahoo!広告費用の目安
- Meta(Facebook)広告費用の目安
- X(旧Twitter)広告費用の目安
- Instagram広告費用の目安
- YouTube広告費用の目安
- TikTok広告費用の目安
本記事では、7つの媒体の広告費の目安を解説します。
⇒ ネット広告とは?種類・仕組み・料金相場と運用ポイントを解説
4-1. Google広告費用の目安
Google広告には、検索広告(リスティング広告)、ディスプレイ広告、動画広告、アプリ広告、ショッピング広告があります。それぞれの広告費の目安は以下の通りです。
検索広告(リスティング広告)の目安:15万円~/月
Googleの検索エンジンで、ユーザーが入力した検索キーワードに応じて検索結果画面に表示される、テキスト形式のWeb広告です。
リスティング広告の課金形態はクリック課金型です。費用相場は、取り扱う商材や業界、競合の多さにより異なります。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり50円~1,000円 |
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月額広告費用の目安 | 15万円~ |
ディスプレイ広告(GDN)の目安:20万円~/月
Googleが運営するGmailやYouTube、提携するWebサイトやアプリ内のスペースに配信される広告です。画像や動画、テキストを組み合わせた広告の配信が可能で、一度に多くの情報を伝えられる点がメリットです。
ディスプレイ広告の課金形態には、クリック課金型(CPC)、インプレッション課金型(CPM)、コンバージョン課金型(CPA)の3つがあります。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり50円~200円 |
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インプレッション課金(CPM)の費用相場 | 1,000回表示あたり10円~500円 |
コンバージョン課金型(CPA)の費用相場 | 1回あたり1,000円~2万円 |
月額広告費用の目安 | 20万円~ |
動画広告の目安:15万円~/月
YouTubeで表示する動画形式の広告です。動画の再生前後や視聴中に配信されるほか、関連動画画面や検索結果画面にも広告が表示されます。
動画広告の課金形態には、クリック課金型(CPC)、インプレッション課金型(CPM)、広告視聴単価型(CPV)の3つがあります。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり50円~200円 |
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インプレッション課金(CPM)の費用相場 | 1,000回表示あたり10円~500円 |
広告視聴単価型(CPV)の費用相場 | 1視聴あたり4円~7円 |
月額広告費用の目安 | 15万円~ |
アプリ広告の目安:20万円~/月
Google検索やYouTube、Google Playなどで表示されるテキスト・画像・動画形式の広告です。アプリの認知拡大に特化した広告で、自社のアプリを広めたいときに活用できます。
アプリ広告の課金形態はクリック課金型(CPC)です。インストールやアプリ内課金などのアクションではなく、広告がクリックされた時点で費用が発生する点に気を付けましょう。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり50円~200円 |
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月額広告費用の目安 | 20万円~ |
ショッピング広告の目安:15万円~/月
Googleの検索結果画面に、商品の画像や名称、値段などの情報をまとめて掲載する広告です。ユーザーは商品情報を確認してから広告をクリックすることになるため、購買意欲の高いユーザーを獲得しやすいでしょう。
ショッピング広告の課金形態はクリック課金型(CPC)です。リスティング広告と同様に、費用相場は取り扱う商材や業界、競合の多さにより異なります。
クリック課金型(CPC)費用相場 | 1クリックあたり50円~200円 |
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月額広告費用の目安 | 15万円~ |
4-2. Yahoo!広告費用の目安
Yahoo!広告の費用には、検索広告(リスティング広告)、ディスプレイ広告(運用型)、ディスプレイ広告(予約型)があります。それぞれの広告費の目安は以下の通りです。
検索広告(リスティング広告)の目安:15万円~/月
ユーザーがYahoo! JAPANで検索した際に、キーワードに応じて検索結果ページの上部に表示されるテキスト形式の広告です。
ユーザーは目的をもって検索しているため、顕在層へリーチできる点が強みです。検索広告の課金形態には、広告がクリックされると費用が発生する「クリック課金型(CPC)」が採用されています。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり10円~1,000円 |
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月額広告費用の目安 | 15万円~ |
ディスプレイ広告(運用型)の目安:20万円~/月
Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!系列のサイトの広告枠に表示される広告です。画像や動画付きの広告を出稿可能で、コンバージョンや動画再生、Webサイトへの誘導など、それぞれの目的に応じて設定できます。
検索広告とは異なり、商材の認知度向上やブランディングのような潜在層へのアプローチに適しています。ディスプレイ広告(運用型)の課金形態は、広告がクリックされると費用が発生する「クリック課金型(CPC)」です。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり10円~1,000円 |
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月額広告費用の目安 | 20万円~ |
ディスプレイ広告(予約型)の目安:20万円~数千万円~/月
Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュースなどのサービスページの目立つ位置に、特別なデザインの広告を出稿できます。動きや演出を付けられるため、ほかの広告に比べて視覚的なインパクトが強いのが特徴です。
ディスプレイ広告(予約型)の課金形態は「ビューアブルインプレッション課金型」です。ビューアブルインプレッションとは、広告の50%以上の範囲が1秒以上(枠によっては20秒以上)連続して表示された場合に課金対象となる形態のことです。
出稿に必要な費用は、検索広告やディスプレイ広告(運用型)よりも高額になります。また、出稿する際はLINEヤフー株式会社とパートナー契約しているセールスパートナーを通じて手続きしなければならず、出稿のハードルがやや高めです。
インプレッション課金(CPM)の費用相場 | 1,000回表示あたり10円~500円 |
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月額広告費用の目安 | 20万円~数千万円 |
4-3. Meta(Facebook)広告費用の目安
Meta(Facebook)広告は100円から出稿可能ですが、成果を出すには月額10万円以上の予算を確保しておきましょう。予算が少なすぎると、PDCAを回して成果を上げる前に施策が終わってしまいます。
Meta(Facebook)広告の費用の目安は以下の通りです。
クリック課金型(CPC)
ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告費用が発生する課金形式です。広告の表示回数は問いません。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり100円~200円 |
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インプレッション課金型(CPM)
広告が表示された回数分の費用が発生する課金形式です。CPMとは「Cost Per Mille」の略で、1,000回(=Mille)表示ごとに単価が決まっていることがほとんどです。
インプレッション課金型(CPM)の費用相場 | 広告表示1,000回あたり500円〜1,000円 |
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広告視聴単価型「ThruPlay」(CPV)
動画広告が視聴されるたびに料金が発生する課金形式です。動画広告が15秒以上再生される、もしくは、動画広告が15秒以下の場合は最後まで再生されると費用が発生します。
広告視聴単価型「ThruPlay」(CPV)の費用相場 | 再生1回あたり100円~200円 |
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4-4. X(旧Twitter)広告費用の目安
X(旧Twitter)で、一定の成果を狙う場合は、月10万円以上の予算を見積もっておくと安心です。
X広告(旧Twitter広告)を運用する際は、PDCAサイクルを意識し、継続的な改善に取り組む姿勢が求められます。例えば、クリエイティブの刷新や出稿先の選定、入札額の調整などを行う場面も出てくるでしょう。こうした運用を安定して進めるには、最低でも月10万円程度の費用がかかると考えておきたいところです。
X(旧Twitter)広告の費用の目安は以下の通りです。
クリック課金型(CPC)
ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告費用が発生する課金形式です。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | 1クリックあたり24円~200円 |
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インプレッション課金型(CPM)
CPMは、広告が1,000回(=Mille)表示されるたびに料金が発生する仕組みを指します。
インプレッション課金型(CPM)の費用相場 | 広告表示1,000回あたり400円~650円 |
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フォロー課金型(CPF)
フォロワーを1人獲得するごとに費用が発生する仕組みです。
フォロー課金型(CPF)の費用相場 | フォロワー1人につき40円~100円 |
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エンゲージメント課金型(CPE)
ユーザーが「いいね」や「リポスト」などの反応をすることで費用が発生する仕組みです。
エンゲージメント課金型(CPE)の費用相場 | 1エンゲージメントあたり40円~100円 |
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アプリインストール課金型(CPI)
アプリのインストールや起動などのアクションにより費用が発生する仕組みです。
アプリインストール課金型(CPI)の費用相場 | 1アクションごとに100円~250円 |
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再生数課金型・動画再生課金型(CPV)
広告動画が再生されると費用が発生する仕組みです。
再生数課金型・動画再生課金型(CPV)の費用相場 | 1再生あたり5円~20円 |
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4-5. Instagram広告費用の目安
Instagram広告で成果を出すには、月額3万円〜10万円程度が広告費の目安になります。
Instagram広告の費用の目安は以下の通りです。
インプレッション課金型(CPM)
広告が表示された回数分だけ費用が発生する課金形式です。CPMは、1,000回(=Mille)表示するごとに単価が決まっている場合が多いです。
インプレッション課金型(CPM)の費用相場 | 広告表示1回あたり0.2円〜1円 |
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費用は商材のジャンルなどによって変わります。
クリック課金型(CPC)
ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告費用が発生する課金形式です。広告の表示回数は問いません。
クリック課金型(CPC)の費用相場 | クリック1回あたり40円〜100円 |
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広告視聴単価型(CPV)
動画広告が視聴されるたびに料金が発生する形式です。再生数のカウント方法には、「再生がスタートすると課金」「10秒以上の視聴で課金」「最後まで再生された場合のみ課金」などのパターンがあります。
広告視聴単価型(CPV)の費用相場 | 1再生あたり4円〜7円 |
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アプリインストール課金型(CPI)
アプリがインストールされると料金が発生する課金方式です。アプリのインストールは、ユーザーにとっては行動のハードルが高めです。そのため、広告表示やクリックと比べてコンバージョンしにくく、他の課金形式よりも費用は高めに設定されています。
アプリインストール課金型(CPI)の費用相場 | インストール1回あたり100円〜200円 |
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4-6. YouTube広告費用の目安
広告自体は1,000円程度から出稿可能ですが、成果を出すには月額10万円程度を目安に考えておきたいところです。
インストリーム広告(スキップ可能)
動画コンテンツの再生前後や再生中に表示される広告です。再生開始から規定の時間が経過すると、ユーザーは広告をスキップできます。
課金形態は、広告動画が30秒以上再生されると費用が発生する動画視聴型(CPV)と、クリック課金型(CPC)があります。
インストリーム広告(スキップ可能)の費用相場 | 1回あたり2円~25円 |
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インストリーム広告(スキップ不可)
動画コンテンツの再生前後や再生中に表示される、最長15秒の動画広告です。ユーザーは自分の意思でスキップできないため、広告を最後まで視聴することになります。課金形態は、広告が表示されるごとに費用が発生するインプレッション型(CPM)です。
インストリーム広告(スキップ不可)の費用相場 | 1,000回表示あたり400円~600円 |
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バンパー広告
動画コンテンツの再生前後や再生中に表示される広告です。動画は6秒以内と短く、ユーザーはスキップできません。課金形態は、広告が表示されるごとに費用が発生するインプレッション型(CPM)です。
バンパー広告の費用相場 | 1,000回表示あたり400円~600円 |
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インフィード動画広告(旧ディスカバリー広告)
動画のサムネイル画像とテキストで構成される広告です。ユーザーがクリックすると動画広告が再生される仕組みです。サムネイルがクリックされると費用が発生するクリック課金型(CPC)となっています。
インフィード動画広告の費用相場 | 1クリックあたり3円~20円 |
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アウトストリーム広告
YouTube広告の一つですが、YouTube内では配信されません。配信先はGoogle動画パートナーのWebサイトやアプリのみで、モバイル専用となっています。課金形態は、動画が2秒以上再生された際に費用が発生するインプレッション型(CPM)です。
アウトストリーム広告の費用相場 | 1,000回表示あたり400円~600円 |
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マストヘッド広告
YouTubeのホーム画面の上部に表示される広告です。ユーザーの視覚に入りやすい場所に掲載できますが、広告の配信枠は予約制になっており、Googleの営業担当者を通して予約しなければ利用できません。課金形態は、広告が表示されると費用が発生するインプレッション型(CPM)です。
マストヘッド広告の費用相場 | 1日あたり数百万円~ |
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マストヘッド広告の費用相場は、ほかのYouTube広告と比較すると高額で、予約も必要になるため、ハードルが高い広告といえるでしょう。
4-7. TikTok広告費用の目安
TikTokは、質の高い広告を出稿できれば、広く拡散されて高い効果が出せるのが特徴です。ただし、広告の種類によっては他の媒体に比べてコストがかかるため、それぞれの特徴と費用相場をしっかりと把握しておきましょう。
起動画面広告
起動画面広告は、TikTokアプリを開いた際に表示される広告です。広告の種類は画像・GIF画像・GIFアニメーションから選択が可能ですが、音声は流れません。
全画面に表示されるので、短期間で多くのユーザーに認知してもらうことができます。起動画面広告はその性質上、1日1社のみの配信です。競争率が高いため、ほかの広告に比べると費用は高額になります。
起動画面広告の費用相場 | 1日あたり500万円 |
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インフィード広告
インフィード広告は、TikTokのおすすめ欄に表示される動画広告です。通常の投稿動画と同様に5〜15秒の動画を基本としており、いいねやシェア、コメントなどのエンゲージメント機能も一般的な投稿と変わりありません。広告っぽさのない広告として注目を集めています。
インフィード広告の費用相場 | 1日あたり42万円~ |
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ブランドエフェクト広告
ARなどの高度なテクノロジーを活用して、オリジナルエフェクトの体験をユーザーに提供する形式です。新作メイクのトライアルを画面上で疑似体験したり、ブランドの世界観を共有したりといった用途で活用できます。
ブランドエフェクト広告の費用相場 | 380万円~ |
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ハッシュタグチャレンジ広告
ハッシュタグチャレンジ広告は、TikTokらしさの溢れる広告です。TikTokがお題となるハッシュタグを用意し、ユーザーがテーマに沿った動画にハッシュタグを添えて投稿するユーザー参加型コンテンツです。
ユーザーが投稿した内容がバズれば、かけた費用以上の効果が期待できます。
ハッシュタグチャレンジ広告の費用相場 | 1,000万円~ |
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インプレッション課金型
広告が表示された分だけ費用が発生する課金形式です。オークション単価は表示1,000回(=Mille)ごとに決まります。
インプレッション課金型の費用相場 | 1,000回の表示あたり100円〜1,000円 |
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動画再生課金型
動画再生課金型広告は、動画視聴されるごとに課金される「再生課金」と、動画広告が6秒以上視聴される、または最初の6秒以内にエンゲージメントが発生すると課金される「6秒Focused View」などがあります。
動画再生課金型の費用相場 | 視聴またはエンゲージメント1回あたり5円~60円 |
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5. 広告費用対効果(ROAS)を上げるための見直しポイント5つ
「広告を出稿しているが、費用対効果が思わしくない」場合は、次の5点を見直すことをおすすめします。
- 出稿媒体
- 予算
- ターゲット設定
- クリエイティブ
- キーワード
それぞれポイントを確認しましょう。
5-1. 出稿媒体
ROASが低い場合、まずは広告の出稿媒体を見直しましょう。媒体ごとにユーザー層の属性が異なるため、自社のターゲット層と合致していなければ、効果は出にくくなります。
商品やサービスの特性に応じて、適切な媒体を選定することが、ROAS改善の第一歩です。
5-2. 予算
ROASをもとに、売上への貢献が低い広告媒体を見直しましょう。適切なタイミングで予算の見直しを行わなければ、無駄なコストが膨らみ、損失が大きくなります。
予算配分の最適化も不可欠です。費用対効果の高い媒体に予算を配分することで、より良い成果が期待できます。
5-3. ターゲット設定
ROASが低い場合、ターゲット設定が適切でないことがあります。広告戦略は、顕在層や潜在層などターゲット層に応じて変えなければなりません。
また、検索広告(リスティング広告)は顕在層との相性が良いなど、広告の形式によっても適切なターゲット層があります。基本を押さえて、ターゲット層に合った広告を配信しましょう。
5-4. クリエイティブ
広告の効果が伸び悩む場合、クリエイティブに改善の余地があるかもしれません。商品やサービスの伝えたいポイントを伝えられているか、ターゲットに響く言葉を使っているか、などを確認しましょう。
デザインのテイストやキャッチコピー、フォントなど、一部を調整することで数値が改善することがあります。通常は複数のクリエイティブを制作し、数値を比較しながら改善していきます。出稿媒体の選定やターゲット設定に問題がないにもかかわらず効果が伸び悩む場合は、クリエイティブを見直しましょう。
5-5. キーワード
検索広告(リスティング広告)は、設定したキーワードが広告の成果に大きく影響します。ユーザーの意図に合わないキーワードを設定すると、関係のないユーザーに広告が表示され、クリック率が下がったり離脱につながったりします。結果として、成果が得られず、広告費の無駄につながります。商品やサービスのニーズに適したキーワードを選びましょう。
6. 「アドエビス」で費用対効果を改善!ROASの引き上げに成功した事例
アドエビスは、広告の費用対効果の向上に役立ちます。広告のデータと売上を紐づけることで、実際に効果のある施策をすぐに把握できます。
また、広告媒体情報を自動取得できるため、手動入力による数値のズレやタイムラグの発生といったストレスも解消できます。
データ分析にかかる工数や時間的コストを大幅に削減し、より重要なタスクに時間を割くことが可能です。
6-1. 株式会社ニューアート・ヘルス&ビューティー様
株式会社ニューアート・ヘルス&ビューティー様は、美容・エステサロン「パルレ」などを運営する企業です。アドエビスの導入により、広告費と売上のリアルタイム管理を実現し、安定した新規顧客の獲得に成功しました。
KGIは、入会数の最大化とROASの向上です。その達成のために、クリック数、直帰率、CVR、CPA、年齢層、申込店舗、申込コースといった複数のKPIを細かく設定し、広告施策の成果を多角的に分析しています。
しかし、Web広告の成果と売上を結び付けて把握することが難しく、日や週による獲得件数のばらつきが課題となっていました。また、こうしたばらつきは、店舗運営やスタッフ配置の調整を難しくし、顧客満足度や従業員満足度の低下にもつながりかねません。このばらつきを抑えることが、顧客・従業員満足度の向上につながると考えていらっしゃいました。
アドエビスを導入したことで、日々の成果をリアルタイムで可視化できるようになり、柔軟で精度の高い広告運用が可能になりました。結果として広告費を15%削減しながら、売上を30%増加させ、ROAS(費用対効果)は1.5倍に向上しました。
7. 費用対効果(ROAS)の把握・効率的な広告運用には「アドエビス」がおすすめ
広告運用において、費用対効果(ROAS)の把握と改善は欠かせません。しかし、現場では以下のような課題を抱えている企業が少なくありません。
- 費用対効果の基準がわからず、効果測定が曖昧
- 代理店任せで、社内で数値を正しく把握・分析できない
- データはあるが、次の打ち手が見つからない
このような悩みを解決するのが、国内導入実績No.1(※)の広告効果測定ツールの「アドエビス」です。
※ 2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
なぜ「アドエビス」なのか?選ばれる3つの理由
- 誰でも使えるシンプルなUIと直感的な操作性
- リアルタイムかつ正確なデータ計測
- 導入から運用まで安心のサポート体制
データに基づく運用が当たり前となった今、正確な計測・可視化・改善サイクルの構築こそが、成果を生む広告戦略の鍵となります。
アドエビスの導入で「効果の見えない広告費」を「成果の出る投資」へと変えてみませんか?より詳細な機能や導入事例は、以下から資料をダウンロードいただけます。広告運用のデータ分析・改善に力を入れたい方は、ぜひアドエビスの活用をご検討ください。
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