Google Analytics Data API (GA4)で取得できるデータとは?設定手順もわかりやすく解説

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Google Analytics Data API (GA4)とは、GA4プロパティで計測されたデータを取得できるAPIです。

Google アナリティクス 4(GA4)を利用しているマーケターの中には、GA4のAPIの導入を検討しているものの、使い方が分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。GA4のAPIを活用するためには、プログラミング言語を扱える必要があるなど、気を付けておくべき点があります。

  • 「GA4のAPIとは何なのかを知りたい」
  • 「GA4のAPIを使うと、どんなことができるの?」
  • 「GA4のAPIを使ってみたいけど、設定手順が難しくて分からない…」

このようにお困りのマーケターのために、本記事ではGoogle Analytics Data API (GA4)でできることや、有効活用するためのチェックポイントを解説します。設定手順もキャプチャ付きで詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Google Analytics Data API (GA4)を利用するためには、Google Cloud Platformやプログラミング言語を扱う必要があるため、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。

APIを使うのは難しい...と思った方におすすめなのが、広告効果測定ツール「アドエビス」です。

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アドエビスの外部システム連携について詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページをご覧ください。

流入から売上までのデータを見える化!
アドエビスの外部システム連携とは?

1. GA4のData APIとは

Google Analytics Data API (GA4)とは、GA4プロパティで計測されたデータを取得できるAPIです。2023年2月現在、GA4のAPIはレポート機能にのみ対応しています。

APIとは「Application Programming Interface」の略で、2つのアプリケーションやソフトウェア同士でデータをやり取りするためのシステムのことです。APIを活用することで安全なデータの送受信が可能となり、そのデータを二次利用したり、そのプログラムを活用してソフトウェア開発を効率化したりすることができます。

今回解説するGA4のAPIを活用すると、マーケターの日々のレポーティング作業も効率化できるようになるでしょう。

2. GA4のAPIでできること

GA4のAPIを活用すると、GA4のデータを効率的にレポートに反映させることができます。

API(Application Programming Interface)とは

現在、GA4のAPIを使ってできるメソッドは、レポート作成に関する以下の6種類です。
メソッドとは、APIで利用できる機能を指します。

  • カスタマイズしたレポートを作成(runReportメソッド)
  • 複数のレポートを作成(batchRunReportメソッド)
  • ピボットレポートを作成(runPivotReportメソッド)
  • 複数のピボットレポートを作成(batchRunPivotReportメソッド)
  • 指標とディメンションを取得(getMetadataメソッド)
  • リアルタイムレポートを作成(runRealtimeReportメソッド)

なお、GA4のAPIは2023年2月現在ベータ版なので、今後の仕様変更やアップデートによりできることが増える可能性もあります。

2-1. カスタマイズしたレポートを作成する

runReportメソッドでは、GA4で計測されたディメンションと指標のイベントデータから、カスタマイズしたレポートを作成できます。
具体的には、以下のようなことが実現可能です。

  • どのWebページやキャンペーンの閲覧回数が多いか
  • 流入ユーザー数はどう推移しているか
  • どのWeb施策が最もコンバージョンに寄与しているか
  • ユーザーの再訪問率はどれくらいか

ディメンションに対して特定のフィルタを設定できるので、確認したいキャンペーンやWebページに絞り込んだデータも抽出可能。runReportの結果で得られたデータから、マーケティング施策やWebページの改善を定量的に検討できます。

2-2. 複数のレポートを作成する

batchRunReportメソッドでは、1回のAPIの呼び出しで複数のレポートを作成できます。
一般的なAPIでは1日あたり・1時間あたりで呼び出しできる上限が設定されており、GA4のAPIも同様です。利用しているGA4が無償版か有償版かによって、GA4のAPIの呼び出し上限が変わります。詳しい上限回数はGoogleの公式ドキュメントをご参考ください。

APIの呼び出し上限に到達すると、APIはエラーメッセージを返し、GA4のAPIを利用したレポートが一切作成されなくなります。このような状況を回避するために、複数のレポートを作成する場合は、batchRunReportメソッドを利用しましょう。

2-3. ピボットレポートを作成する

runPivotReportメソッドでは、GA4で計測されたイベントデータから、ピボットテーブルの形式でレポートを作成できます。GA4で計測された大量のデータを効率的に可視化できる点がメリットで、主にマーケティング分析やビジネス分析に利用されます。
例えば、以下のようなことが実現可能です。

  • 特定のデバイスや地域の閲覧状況やコンバージョンを分析
  • 流入ユーザーのカスタマージャーニー分析
  • ブログ記事や事例記事など特定のコンテンツに対する分析

GA4では様々なイベントデータを大量に計測できるので、データを効率的に活用したい場合はrunPivotReportメソッドを活用しましょう。

2-4. 複数のピボットレポートを作成する

batchRunPivotReportメソッドでは、1回のAPIの呼び出しで複数のピボットレポートを作成できます。

すでにご説明したように、一般的なAPIでは特定の期間でAPIを呼び出しできる上限が設定されており、GA4のAPIも同様です。呼び出し上限を超えた場合、APIはエラーメッセージで応答し、レポートを作成できなくなります。そのため、複数のピボットレポートを作成する際には、1回の呼び出しで複数作成できるbatchRunPivotReportの活用が有効です。

2-5. 指標とディメンションを取得する

getMetadataメソッドでは、GA4のディメンションと指標を調べるために使用します。

このメソッドの特徴は、呼び出した後の実行結果がJSON形式で出力されることです。JSON形式とは「JavaScript Object Notation」の略で、プログラミング言語であるJavaScriptのオブジェクト表記をもとにしたデータ記述方式です。

JSON形式で結果が返ってくると、データのやり取りや実装がスムーズに行えるので、システム開発を効率的に進められます。これまで手入力していたデータを自動入力できるので、人的ミスも防ぐメリットも。ただし、これらはエンジニアの方には嬉しいポイントですが、JSON形式を使い慣れないマーケターの方には難しく感じるかもしれません。

2-6. リアルタイムのレポートを作成する

runRealtimeReportメソッドでは、GA4プロパティで計測されたリアルタイムデータから、カスタマイズしたレポートを作成できます。
具体的には、以下のようなことを把握できます。

  • 過去5分間でWebサイトに訪れたユーザー数
  • 現在Webサイトを訪問しているユーザーの流入元
  • 現在最もユーザーに閲覧されているWebページ
  • 現在アプリを利用しているユーザーのデバイス

runRealtimeReportメソッドで取得できるデータの期間は、利用しているGA4プロパティが無料版か有償版かで変わります。無料版では過去30分間、有償版では過去60分間のデータを取得可能です。

3. Google Analytics Data API (GA4)の設定手順

Google Analytics Data API (GA4)の設定手順は、大きく分けて3ステップです。

  • APIを有効化する
  • GA4に Google Cloud Platformを紐づける
  • APIを実行する

画面キャプチャを用いて、各ステップごとに詳しく解説します。

3-1. 【事前準備】Google Cloud Platformのアカウントを作成する

Google Analytics Data API (GA4)の設定には、Google Cloud Platform(GCP)の利用登録が必要です。まだ登録していない場合は、事前にこちらの作業を行います。

まずGoogle Cloud公式サイト(https://cloud.google.com/)にアクセスし、右上の「無料で利用開始」をクリックします。

Google Cloud公式サイト

アカウント情報の登録画面に移るので、国と所属組織の種類を選択します。次に利用規約をチェックして「続行」をクリックします。

アカウント情報の登録画面

支払い情報の登録画面に移るので、Google Cloudの請求に使用するクレジットカード情報を入力し、「無料トライアルを開始」をクリックします。

支払い情報の登録画面

Google Cloudのコンソール画面が表示されるので、ページ上部の「プロジェクトの選択」をクリックします。

プロジェクトの選択画面

プロジェクトの選択画面が表示されるので、「新しいプロジェクト」をクリックします。
「プロジェクト名」を入力し、「作成」をクリックします。

新しいプロジェクト作成画面

ページ上部に入力したプロジェクト名が表示されれば、問題なくプロジェクトが作成されています。

プロジェクト作成されているか確認

3-2. 【Step1】APIを有効化する

次に、APIを有効化する手順をご説明します。

まずは左上のハンバーガーメニューをクリックし、「APIとサービス」→「ライブラリ」を選択します。ページ中央の検索窓に「Google Analytics Data API」と入力し、検索します。

APIとサービス画面

検索結果に「Google Analytics Data API」が表示されるので、こちらをクリックします。

APIとサービス画面

Google Analytics Data APIを有効化し、「APIが有効です」と表示されたら、無事にGoogle Analytics Data APIを有効化できています。

Google Analytics Data API画面

3-3. 【Step2】GA4にGoogle Cloud Platformを紐付ける

Google スプレッドシートでは、シートに紐付いたGoogle Apps Script(GAS)という開発ツールを利用すると、APIを実行できます。APIを実行する事前準備として、GA4にGoogle Cloud Platformを紐付けます。

Googleスプレッドシートを開き、「拡張機能」→「Apps Script」を選択します。

Apps Script画面

Google Apps Scriptのスクリプトエディタの画面が表示されるので、左メニューの「プロジェクトの設定」をクリックします。

プロジェクトの設定画面

Google Cloud PlatformのTOP画面に戻り、作成したプロジェクトの「プロジェクト番号」をコピーします。

プロジェクト番号確認

Google Apps Script の「プロジェクトの設定」に、コピーしたプロジェクト番号を入力し、「プロジェクトの設定」をクリックします。

プロジェクトの設定

3-4. 【Step3】APIを実行する

いよいよ、実際にGoogle Analytics Data API (GA4)を実行してみましょう。

公式のGoogleのリファレンスに記載されているプログラミングコードを、Apps Scriptのスクリプトエディタに入力します。リファレンスのプログラミングコードの10行目「YOUR-GA4-PROPERTY-ID」と書かれた箇所には、取得したGA4プロパティのIDを入力します。
プログラムコードを入力したら「実行」をクリックすると、APIを実行できます。

GA4 API テスト画面

Google Analytics Data API (GA4)を利用するためには、Google Cloud Platformやプログラミング言語を扱う必要があるため、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。

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4. GA4のAPIを有効活用するために確認しておきたいこと

GA4のAPIをマーケティング業務で有効活用するためには、GA4のAPIの特性を理解しておくことが大切です。あらかじめ以下の4点を確認しておきましょう。

  • プログラミング言語を扱える人材がいるか
  • ベータ版であることを理解して柔軟に対応できるか
  • 英語での情報収集が可能か
  • 現場担当者が使いこなせるか

4-1. プログラミング言語を扱える人材がいるか?

GA4のAPIを実行するには、プログラミング言語を記述する必要があります。

APIに記述するプログラミングは比較的容易なものが多いものの、普段プログラミング言語に関わらないマーケターにとってはハードルが高いと感じるかもしれません。
そのため、GA4のAPIを導入する際には、プログラミング言語の知識を持ったエンジニアとの連携が欠かせません。社内にエンジニアがいない場合は、外注も検討した方が良いでしょう。

4-2. ベータ版であることを理解して柔軟に対応できるか?

GA4のAPIは、2021年4月にベータ版としてリリースされました。2023年2月現在、GA4のAPIで利用できるメソッドは、本記事で紹介した6種類のメソッドとアルファ版の1種類のみです。

ベータ版なので、今後随時アップデートや仕様変更が実施される可能性があります。更新される度、APIを利用したプログラムをメンテナンスする必要があるかもしれません。

そのため、アップデートに合わせたメンテナンスに対応できる担当者がいるかどうかも確認しておきましょう。

4-3. 英語での情報収集が可能か?

GA4のAPIの詳しい仕様を確認する場合は、英語版の開発者向けドキュメントを参照する必要があります。
現在、Web上でGA4のAPIについて検索しても、検索結果で出てくる日本語のサイトはごくわずか。日本語で十分な情報を得られない状態です。

また、日本語で紹介しているAPIの活用事例も少ないので、GA4のAPIを業務で活用するためには英語スキルが必要になります。
そのため、英語に苦手意識がある方にとってはハードルが高いといえるでしょう。

4-4. 現場担当者が使いこなせるか?

GA4のAPIをマーケティング業務で活用するのであれば、エンジニアだけでなく、マーケティング担当者もGA4のAPIを理解しておく必要があります。
現場の担当者が各ツールを使いこなせるようにしておくことで、日々のマーケティング業務でPDCAサイクルを迅速に回すことができます。トラブル時の対応ができるようになるだけでなく、効率的な運用に繋がるでしょう。

新規顧客を獲得して更なる事業成長を実現するためには、広告などの流入施策の成果を最大化することが求められます。
変化の激しいマーケティング業界において、費用対効果の高いマーケティング戦略を実現するために欠かせないポイントについては、以下の動画で詳しく解説しています。ご参考になりましたら幸いです。

5. まとめ

GA4のAPIを利用すると効率的にレポートを作成できるため、日々のマーケティング分析に有効活用できます。
しかし、GA4のAPIにはプログラミング等の専門知識が必要です。エンジニアの力を借りず、マーケターだけでレポート作成するのは難しい企業も多いでしょう。

変化の激しいマーケティング環境では、各マーケティング施策の成果を統合して効果測定を行い、迅速な投資判断を行うことが欠かせません。

  • 「社内にエンジニアがいないので、GA4のAPIは難しそう…」
  • 「もう少し簡単に外部システムと連携できる方法はないの?」
  • 「データ統合してレポーティング作業を効率化したい!」

このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、顧客満足度94%(※)の広告効果測定ツール「アドエビス」です。
※自社調査:2022年度サポート満足度アンケート結果より(10段階7以上)

アドエビスは、様々な外部システムとの連携機能が充実しているのが特徴で、簡単にデータ統合することが可能です。アドエビスで計測した流入施策の成果データと、別のシステムで取得した売上データを統合すれば、各施策の売上貢献度を可視化できます。

ご利用システム上で一気通貫で確認できます

また、アドエビスで計測したWeb上のユーザー行動データを、自社の基幹システムやご利用中のASPサービスに取り込めるのも嬉しいポイント。マーケティングプロセス全体を可視化でき、売上に繋がる施策の評価・改善にも繋げられます。

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アドエビスは専任スタッフによるサポートも充実しており、不明点はサポートセンターにメールや電話などで気軽に相談できるため、外部システムとのデータ連携の設定方法や運用方法に自信がないマーケターの方でも安心です。誰でも簡単に、スピーディーなデータマネジメント環境の構築が実現できます。

外部システムと柔軟に連携できるアドエビスの機能について詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページもチェックしてみてください。

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