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リードナーチャリングとは?意味から具体的な手法10選・成果を出すポイントまでまるわかり

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リード獲得から商談・受注までの成果を一気通貫で可視化!広告効果測定ツール「アドエビス」とは

「リードナーチャリングという言葉は知っているものの、具体的に何をすればよいのかわからない」
「獲得したリードを十分に商談へつなげられていない」
と悩むマーケティング担当者は少なくありません。

リードナーチャリングは、見込み顧客の検討状況に合わせて情報を届け、将来の商談や受注につなげる活動です。特にBtoB商材では、認知から購入までの期間が長く、複数の関係者が意思決定に加わるため、一度の接触だけで成果を求めるのは現実的ではありません。

本記事では、リードナーチャリングの意味や必要とされる背景を整理したうえで、代表的な手法10選、進め方5STEP、成果を出すポイント、よくある失敗まで解説します。

これから施策を始める方はもちろん、メール配信やウェビナーを実施しているものの成果を測り切れていない方も、ぜひ参考にしてください。

リード獲得から商談・受注までの成果を正しく把握する

リードナーチャリングの施策を実行しても、「どの広告やコンテンツが商談・受注につながったのか分からない」という課題は残りがちです。

当社が提供する広告効果測定ツール「アドエビス」は、広告やコンテンツへの流入からCV、商談・売上までを一気通貫で可視化できます。公式サイトでは導入実績11,000件突破、広告効果測定ツールの導入件数No.1(※)とご案内しております。
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1. リードナーチャリングとは

リードナーチャリングとは、獲得した見込み顧客や、過去に商談化・受注に至らなかったリードに対して段階的に働きかけ、商品・サービスへの関心や購買意欲を育てていく一連の活動です。

マーケティングにおけるリードナーチャリングの位置付け

たとえば、展示会や広告経由で獲得した直後のリードは、商品やサービスを知ったばかりの段階にあることが多く、そのままアポイントや商談につながる可能性は高くありません。

そこで必要になるのが、メールでの情報提供やセミナーの案内など、リードとの接点を継続的に保つ取り組みです。まずは役立つ情報を届けて信頼感を積み上げ、次にサービスの詳細がわかるセミナーへ誘導する、といったように、相手の検討度合いに合わせてコミュニケーションの内容を段階的に変えていくのが基本の考え方です。

一度きりの接触で成果を求めるのではなく、時間をかけて関係を育てながら購買意欲を高め、将来の商談・受注につなげていく、というのがリードナーチャリングの狙いです。特に検討期間が長くなりやすいBtoB商材では、この育成プロセスを適切に設計することが、将来の商談・受注につなげるうえで重要です。

次に、別の概念との違いを解説します。

1-1. リードジェネレーションとの違い

リードジェネレーションは、見込み顧客との接点をつくり、連絡先などの情報を獲得する活動である一方、リードナーチャリングは、獲得済みの見込み顧客へ継続的に情報を届け、購買意欲を高めて商談へ近づける活動を指します。

項目 リードジェネレーション リードナーチャリング
目的 見込み顧客を獲得する 検討度を高める
主な施策 広告、SEO、展示会、資料請求 メール、ウェビナー、個別フォロー
主な指標 獲得数、獲得単価 反応率、MQL転換率、商談化率

両者は競合する概念ではありません。獲得したリードを放置せず、次の行動につながる情報を届けることで、一連の活動として機能します。

リードジェネレーションについては、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ リードジェネレーションとは?施策13選と費用対効果を高める方法を徹底解説

1-2. リードクオリフィケーションとの違い

リードクオリフィケーションは、見込み顧客の中から商談につながる可能性が高い層を選別する活動です。育成を担うナーチャリングとは、役割と実施時期が異なります。

項目 リードナーチャリング リードクオリフィケーション
役割 関心・検討度を高める 有望なリードを見極める
主なアプローチ 情報提供・継続接点 属性・行動データによる選別
次の工程 継続育成または選別 営業への引き渡し

実務では、ジェネレーション、ナーチャリング、クオリフィケーションを単発の概念として分断せず、一連の活動として捉えると同時に、営業への引き渡し条件まで設計しておくことが大切です。

2. なぜ今リードナーチャリングが必要なのか

BtoBの購買行動は、複数人の検討と営業面談前の情報収集を前提に考える必要があります。

ここではリードナーチャリングが必要な理由を解説します。

2-1. 購買プロセスの長期化・複雑化

BtoB商材では、利用部門、管理部門、決裁者など複数の関係者が判断に加わります。
価格や導入範囲が大きいほど、要件整理や社内調整にも時間がかかりやすくなるのです。

ワンマーケティングの「顧客企業の購買プロセス白書2025」では、高額取引ほど関与人数が増え、プロセスが複雑化・長期化する傾向が示されています。そのため、一度の問い合わせや面談だけで結論を求めず、検討中の疑問を順に解消する接点が必要になっているのです。

参照:「企業の購買行動、営業面談前に85%が候補を選定。高額取引ほどプロセスは複雑化・長期化」ワンマーケティング株式会社

2-2. 情報収集における主導権の買い手側への移行

現代では、買い手は検索、比較サイト、SNS、導入事例などを使い、営業と話す前から候補を絞り込めます。そのため、企業側が説明を始める時点で、すでに比較が済んでいる、といったケースもあるでしょう。

同白書では、営業担当者との初回面談前に85%の購買担当者が購買先候補を絞り込んでいるとしています。

このような状況を踏まえ、営業からの連絡を待つだけではなく、買い手が情報を探す段階から役立つコンテンツを提供し、候補に残るための接点をつくることが重要なのです。

3. リードナーチャリングに取り組むメリット

ここからは、実際にリードナーチャリングに取り組んだ場合のメリットを紹介します。

3-1. 見込み顧客の離脱・機会損失の防止

獲得時点で購買・導入時期が決まっていないリードにも接点を保てます。
これにより、検討が再開したときに自社を思い出してもらいやすくなり、放置による機会損失を抑えやすくなるでしょう。

接点を保つ具体例

  • 課題別の解説記事を案内する
  • 導入事例や比較資料を届ける
  • セミナーや相談会の開催を知らせる

頻繁に売り込むのではなく、相手の検討段階に合う情報を選ぶことが前提です。配信停止や反応低下も確認し、接触頻度を調整しましょう。

3-2. 確度の高いリードへの営業リソースの集中

すべてのリードへ同じ濃度で営業すると、担当者の時間が足りなくなりがちです。
行動データを手がかりに検討度合いを捉えれば、優先順位を付けやすくなります。

優先度を判断する行動例

  • 料金・導入方法のページを閲覧した
  • 導入事例や比較資料をダウンロードした
  • ウェビナーへ参加し、個別質問をした

一つの行動だけで確度を断定せず、属性や複数の行動を組み合わせて判断しましょう。基準を営業と共有すれば、商談化の可能性が高いリードへ人員を振り向けやすくなります。

3-3. 顧客との信頼関係・ブランドイメージの構築

顧客の課題に沿った情報を継続して届けると、検討中の相談先として認識されやすくなります。
短期の販促だけでは築きにくい関係を育てられる点がメリットです。

信頼につながる情報提供例

  • 導入前に確認すべき条件を整理する
  • よくある失敗と回避策を伝える
  • 導入後の運用方法を具体的に示す

自社に不都合な条件も含めて判断材料を出すと、過度な売り込みという印象を避けられます。
ブランドイメージは一度の配信で形成されるものではありません。一貫した情報を継続的に届けることが重要です。

3-4. 営業の属人化防止と労力・コストの軽減

配信条件やフォローのタイミングを定めると、担当者の記憶に依存した追客を減らせます。担当変更があっても、過去の接点を引き継ぎやすくなるのです。

仕組み化しやすい業務

  • 資料請求後のお礼メール
  • 一定期間後の事例案内
  • 特定ページ閲覧時の担当者通知

自動化は連絡量を増やすためだけのものではありません。
人が判断すべき商談対応に時間を割きやすくなるのです。

4. リードナーチャリングを始める前に押さえたい3つの注意点

リードナーチャリングは、属性や状況の整理が不十分なまま始めると失敗に繋がりやすい施策です。運用条件も先に把握しておきましょう。

4-1. 効果が出るまでの時間とリソースが必要

設計、コンテンツ制作、配信、効果測定を継続するため、立ち上げにも運用にも工数がかかります。検討期間が長い商材では、成果が商談として表れるまで時間差も生じます。

事前に見積もる主な作業

  • 顧客データの整理と連携
  • メールや資料などの制作
  • KPIの集計と改善会議

短期の商談数だけで評価すると、育成途中の施策を早く止めてしまいかねません。
先行指標と最終成果を分け、中長期の投資として判断しましょう。

4-2. 一定数のリード(母数)が必要

リードが少ない状態で細かく分けると、各セグメントの人数が不足してしまいます。数件の反応で良し悪しを判断することになり、再現性を見極めにくくなるでしょう。

母数が少ない場合の進め方

  • セグメントを必要以上に細分化しない
  • 定性情報も併せて確認する
  • リード獲得施策と並行して進める

対象を絞り、反応への学習を蓄積できる範囲から始めると、過度な作り込みを避けられます。

4-3. パーソナライズしたコンテンツ設計が必要

顧客の課題や検討段階が異なるのに、全員へ同じ内容を送ると反応が鈍くなります。一方で、細かく作り分けるほど制作と管理の負荷は増えるでしょう。

優先して分けたい軸

  • 業種や企業規模などの属性
  • 認知、比較、選定などの検討段階
  • 閲覧ページや資料請求などの行動

最初から一人ひとりに別の内容を用意する必要はありません。成果への影響が大きい軸を選び、反応を見ながら段階的に精度を上げていくことが重要です。

5. リードナーチャリングの代表的な手法10選

ここからは、デジタル・自動施策と人的・対面施策の2軸に分けて、代表的な手法を紹介します。手法は一つに絞らず、顧客の検討段階と運用体制に合わせて組み合わせることが重要です。

5-1. デジタル施策7選

デジタル施策は、MAツール等で仕組み化・自動化しやすい施策をまとめた区分で、潜在層から顕在層まで幅広い顧客と継続的に接点を持ち、反応をデータとして残しやすい方法です。

手法 向いている検討段階 難易度 即効性
メール 認知~比較 低~中
リターゲティング広告 比較
SNS 認知~興味
オウンドメディア 認知~比較 中~高
ホワイトペーパー 興味~比較
サイト最適化 比較
行動連動 比較~選定

難易度や即効性は一般的な目安です。保有データや制作体制によって変わるため、自社の条件に合わせて判断してください。

メールマーケティング(メルマガ・ステップメール)

メルマガは複数のリードへ定期的に情報を届ける施策で、ステップメールは、資料請求日などを起点に、あらかじめ決めた順序と間隔で配信する施策です。

メルマガの例(当社アドエビスのメルマガ)
メルマガの例(当社アドエビスのメルマガ)

メルマガは継続接点、ステップメールは行動後の案内に向いています。開封率だけでなく、リンクのクリックや資料閲覧、その後の商談化まで追うことが重要です。

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リターゲティング広告

リターゲティング広告は、Webサイトを訪れた人へ再度広告を表示する施策です。比較検討中の人に接点を持ち直し、記事や事例ページへの再訪を促せます。

ただし、Cookieやブラウザの制約により計測精度が低下する場合があります。必要に応じて、1st Partyデータや広告効果測定ツールを活用して計測を補完することが有効です。

とは言え、広告効果測定ツールを導入しても配信制限自体がなくなるわけではないため、メールなど別の接点と組み合わせましょう。

SNSマーケティング

SNSは、認知から比較検討までの間に情報を届け続ける接点です。記事、動画、イベント案内などを継続して発信することで、企業やサービスへの理解を深めてもらう効果が期待できます。

ただし、最後に接触した広告だけで評価すると、SNSが初期検討へ与えた影響を見落とす場合があります。直接CVに加え、アシストや指名検索なども確認しましょう。

オウンドメディア・コンテンツマーケティング

オウンドメディアは、顧客が検索エンジンで疑問や課題を調べる段階から接点を持てる施策です。営業へ問い合わせる前の情報収集段階でも記事コンテンツを通じて接触を保てるため、能動的に情報を探している層のニーズに応えやすいという特徴があります。

オウンドメディアの例(当社アドエビスのオウンドメディア)
オウンドメディアの例(当社アドエビスのオウンドメディア)

検討が進むにつれて、基礎解説から比較、導入事例、運用ノウハウへ関心が移ります。記事同士を内部リンクでつなぎ、次に必要な情報へ進みやすくします。

ホワイトペーパー・資料提供

ホワイトペーパーは、読者が抱える課題について、解決の手順や調査結果、選定基準などをまとまった形で提供する資料です。記事よりも情報を体系的に整理しやすいため、課題を認識し始めた層から具体的な解決策を比較する層まで、検討を一段進める材料として活用できます。

ホワイトペーパーの例(当社アドエビスのホワイトペーパー)
ホワイトペーパーの例(当社アドエビスのホワイトペーパー)

ダウンロード時の連絡先獲得はリードジェネレーションに当たり、そこから関心テーマに沿って情報を届けることで、ナーチャリングの起点になります。

資料のテーマから関心を推測し、ダウンロード時に得たメールアドレス宛に、お礼メール、関連する導入事例、ウェビナー案内などを段階的につなげることが可能。たとえば、業務効率化の資料を入手した人には同じ課題の事例を届け、クリックや再訪があれば個別相談を案内する流れです。

ダウンロードだけで購買意欲が高いと判断せず、その後の行動を確認しながら次の接点を選びましょう。

Webサイトパーソナライゼーション

Webサイトパーソナライゼーションは、訪問者の属性や閲覧履歴、流入元などに応じて、Webサイト上の表示内容や導線を出し分ける施策です。

同じページを一律に見せるのではなく、初回訪問者には課題の基礎情報、比較が進んだ人には導入事例や料金、相談窓口を示すことで、検討段階に合った情報へ案内しやすくなります。
訪問者が次に知りたい内容を先回りして提示できる点が特徴です。

一方で、表示を切り替えるには、誰をどの状態と判定するか、その人に何を見せるかというデータとルールの整備が欠かせません。

条件を細かくしすぎると運用や検証が難しくなるため、まずは料金ページやサービス紹介ページなど成果への影響が大きい場所に絞り、通常表示との反応差を確認します。
十分なアクセス数を確保し、変更前後のCV率や次ページへの遷移率で効果を判断しましょう。

Web行動トラッキングに基づくアクション

Web行動トラッキングは、見込み顧客がサイト上でどの情報に触れ、検討がどこまで進んでいるかを行動データから捉える方法です。閲覧ページ、訪問頻度、資料ダウンロードなどを確認すれば、画一的な配信ではなく、関心に応じた次の働きかけを選べます。

担当者の勘だけに頼らず、フォローの優先順位とタイミングを判断しやすくなる点がメリットです。

たとえば、料金ページを複数回閲覧した人は担当者へ通知し、特定業種の事例を読んだ人には同業種の資料を案内します。反対に、長期間反応がない人には配信頻度を下げるなど、行動の変化に合わせて対応を分けます。

こうした運用には、個人とWeb行動を結び付けて記録できる計測基盤と、通知・配信につなげるルールが必要です。ただし、閲覧行動は関心を示す手がかりであり、購入意思そのものではありません。企業属性、問い合わせ内容、過去の商談状況も併せて、営業が連絡すべきかを判断しましょう。

5-2. 直接フォロー施策3選

デジタル施策だけでは把握しにくい具体的な課題や社内事情は、人との対話によって明らかになることがあります。人的・対面施策は、相手の質問や反応をその場で捉え、状況に合わせて説明や提案を変えられる方法です。

工数がかかる分、デジタル施策で関心が高まった人や重要顧客に対象を絞ると、効果を得やすくなります。

以下では、検討段階・難易度・即効性を踏まえて3つの手法を比較します。

手法 向いている検討段階 難易度 即効性
インサイドセールス 比較~選定
セミナー・ウェビナー 興味~比較 中~高
DM 認知~比較

人的対応は工数がかかるため、デジタル施策で反応を確認してから対象を選ぶと運用しやすくなります。

インサイドセールス(架電フォロー)

インサイドセールスは、電話やオンライン面談を通じて見込み顧客と非対面で対話し、商談に進めるかを見極める営業活動です。メールのクリックや資料閲覧、料金ページへの再訪など、検討度の高まりを示す行動があった人へ連絡すると、相手の関心が残っているうちに課題を深掘りできます。

会話では、現在の課題だけでなく、導入時期、予算、意思決定に関わる人も確認し、次の情報提供または商談へつなげます。

効果を高めるには、マーケティングが「なぜ今連絡するのか」を示す行動履歴や関心テーマを渡し、インサイドセールスが会話の結果を施策側へ戻すことが重要です。

BtoBマーケティングにおける需要創出の流れ

反応があっても商談に至らなかった理由を共有すれば、スコアリング条件や案内コンテンツの改善にもつなげられます。

部門連携については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ MQLとSQLの違いとは?マーケティング部門と営業部門の連携のコツを解説

セミナー・ウェビナー

セミナーやウェビナーは、特定のテーマに関心を持つ見込み顧客へ、記事やメールよりもまとまった情報を届ける施策です。講演だけでなく、質疑応答やアンケートを通じて参加者の疑問や検討状況を直接把握できるため、興味段階から比較検討へ進める接点として活用できます。

申込、当日の出席、視聴時間、質問内容は、それぞれ検討度を判断する材料になります。

開催後は、参加者全員へ一律に営業連絡するのではなく、アンケート回答や質問内容、視聴状況に応じてフォローを分けましょう。具体的な導入相談があった人には早めに個別連絡し、情報収集段階の人には関連資料や次回ウェビナーを案内することが基本です。

欠席者にも録画や投影資料を送り、別のタイミングで内容に触れられる機会をつくると、接点を途切れさせずに済みます。

DM(郵送ダイレクトメール)

郵送DMは、はがきや封書、冊子などを使い、見込み顧客へ紙で情報を届ける方法です。メールが大量の情報に埋もれやすい相手や、デジタル施策では接点を持ちにくい経営層・上位役職者にも届く可能性があります。

手元に残りやすく、社内で回覧される場合もあるため、デジタル施策とは異なる形でサービスを思い出してもらう接点をつくれます。

ただし、郵送しただけでは閲覧や反応を把握しにくいため、専用URLやQRコード、キャンペーンコードを設けてWeb上の行動へつなげ、反応を計測できるようにすると効果検証しやすくなります。

送付先は、過去に反応があった企業や重要顧客などに絞り、反応率だけでなく商談化率や受注額まで確認しましょう。印刷・発送費がかかる施策なので、商材単価、対象数、営業フォローに割ける工数を踏まえて実施を判断します。

5-3. 手法を組み合わせたナーチャリングの流れ

ここまで紹介した手法は、単独で完結させるものではありません。

見込み顧客が示した反応に応じてデジタル施策と人的施策をつなぐことで、情報収集から比較検討、個別相談へ無理なく進められます。

まずは最初の接点から商談までの流れを描き、それぞれの段階で「何を知ってもらうか」「次にどの行動を促すか」を明確にしましょう。

以下は、ホワイトペーパーを起点にした組み合わせの一例です。

組み合わせの一例

  1. ホワイトペーパーをダウンロードしてもらう
  2. お礼メールで関連する基礎記事を案内する
  3. 数日後に導入事例を送る
  4. 反応があった人へウェビナーを案内する
  5. 参加者や料金ページ閲覧者へ架電する
  6. 課題と導入時期が合う場合に商談化する

すべての人を同じ順序で進める必要はありません。

たとえば、メールをクリックしていない人には次の案内まで間隔を空け、事例や料金ページを繰り返し閲覧している人にはウェビナーや個別相談を早めに案内しましょう。

各接点の反応を記録し、次の施策を分岐させることがナーチャリングの基本です。最初から複雑なシナリオを作らず、代表的な1つの流れから始めて改善すると運用しやすくなります。

6. リードナーチャリングの進め方5STEP

リードナーチャリングは、メール配信やツール導入から始めても、対象や目的が曖昧なままでは成果を判断できません。まず顧客像と検討プロセスを整理し、誰にどの情報を届けるか、何を成果とするかを決めてから施策を実行しましょう。

ここでは、設計から改善までを5つのステップに分け、各段階で決める内容を順に解説します。

STEP 実施内容 主な成果物
1 顧客像と検討過程を整理 ペルソナ、カスタマージャーニー
2 属性・行動で分類 セグメント条件
3 施策と評価指標を決定 施策表、KPI
4 配信・対応・計測 実績データ
5 結果から見直し 改善案

6-1. ペルソナ・カスタマージャーニーの設計

最初に、施策の対象となるペルソナと、その人が認知から比較・選定へ進むカスタマージャーニーを設計します。ペルソナは、誰のどの課題に応えるかを具体化した顧客像です。カスタマージャーニーでは、各検討段階で起こる行動、抱える疑問、利用する情報源、企業との接点を整理します。

ここが曖昧だと、後続のセグメントや配信内容、フォローのタイミングも一貫しません。

設計には、既存顧客へのヒアリング、問い合わせ内容、商談記録、アクセス解析など、実際の顧客データを使います。社内の理想像だけで作ると、顧客が調べる言葉や比較時の不安とずれ、届ける情報も的外れになりかねません。

最初から精密に作り込むのではなく、代表的な顧客像から始め、施策の反応や営業の声をもとに更新しましょう。

6-2. リードのセグメント分け

次に、保有するリードを属性と行動の両面からセグメントに分けましょう。属性には業種、企業規模、役職、利用中のサービスなどがあり、行動には閲覧ページ、メールのクリック、資料請求、ウェビナー参加などがあります。

これらを組み合わせることで、同じリストの中でも課題や検討度が近い人をまとめ、誰に何を届けるかを決めやすくなるのです。

ただし、分類項目を増やしすぎると各セグメントの母数が小さくなり、配信条件の管理も複雑になります。まずは「比較ページを見た既存リード」「特定業種の資料を請求した人」など、施策の出し分けに直結する条件から始めることがおすすめです。

データがない人をどこへ含めるか、同じ人が複数条件に当てはまる場合の優先順位も決めておきましょう。

6-3. 施策の立案とKPIの設定

セグメントごとの課題と検討段階が整理できたら、次の行動を促す施策を選びます。

認知段階の人には課題解説の記事、比較段階の人には事例やウェビナー、選定段階の人には個別フォローというように、顧客の状態と施策の役割を対応させましょう。

同時に、実行後の成否を判断できるよう、施策ごとのKPIと最終成果につながる指標を設定します。

押さえておきたい主なKPI

  • メールのクリック率
  • 資料ダウンロード数
  • MQL転換率
  • 商談化率・受注率

メール開封率はメールクライアントの仕様による影響を受けるため、参考値として扱います。たとえばAppleでは、メールプライバシー保護をオンにした受信者宛てのメールの場合、実際に開封したかどうかにかかわらず、本文中の画像などのリモートコンテンツがバックグラウンドで自動的に取得される仕様になっています。

開封計測はこのリモートコンテンツが読み込まれたタイミングを基準にしているため、開いていないメールも開封済みとして記録されやすくなるのです。クリック率や資料ダウンロード数だけで施策を評価せず、その後にMQLへ転換したか、商談や受注につながったかまで確認できる設計が重要です。

6-4. 施策の実行と効果測定

設計した対象、配信条件、コンテンツ、タイミングに沿って施策を実行し、事前に定めたKPIを定期的に集計しましょう。

結果を見る際は、配信数や架電数といった活動量、クリックや資料請求などの反応、MQL・商談・受注といった事業成果を分けて確認します。セグメント別、コンテンツ別、流入チャネル別に比較すると、どこで検討が進み、どこで離脱しているかを把握しやすくなります。

マーケティングの効果測定については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ マーケティングの効果測定とは?方法・重要指標・ツールを徹底解説

6-5. PDCAサイクルに基づく改善

施策を実行したら、実績と目標の差、その差が生じた理由を確認し、次の改善につなげましょう。

反応が低い場合は、対象のセグメント、コンテンツのテーマ、件名、配信時期、導線などを見直します。反応はあるのに商談へ進まない場合は、営業への引き渡し条件やフォロー内容に原因がないかを確認します。

一度作ったシナリオを固定せず、顧客行動の変化に合わせて更新することが重要です。

改善時は、複数の要素を一度に変えすぎないことが大切です。件名、送付資料、配信間隔などから仮説を一つ選び、変更前後またはテスト群で結果を比較しましょう。変更内容、対象、実施期間を記録しておけば、どの修正が結果へ影響したかを検証でき、担当者が変わっても学びを引き継げます。

7. リードナーチャリングで成果を出すためのポイント

リードナーチャリングは、施策を増やすだけでは成果につながりません。マーケティングと営業が共通の顧客情報を見ながら、反応に応じて適切なコンテンツやフォローを選べる状態が必要です。ここでは、施策を継続して商談へつなげるために、運用面で押さえておきたい4つのポイントを解説します。

7-1. 営業・マーケティング部門の連携

BtoBマーケティングにおける需要創出の流れ

マーケティングが反応の高いリードを育成しても、営業が受け取る基準や対応期限が曖昧では、優先度が伝わらず放置されるおそれがあります。まず、MQLとSQLの定義、営業へ引き渡す行動・属性条件、対応期限、商談に至らなかった場合の差し戻し方法を両部門で決めましょう。

単にリードの件数を渡すのではなく、関心テーマや直近の行動、過去の接点も共有すると、営業が会話を始めやすくなります。

連携時にそろえる項目

  • 有望リードと判断する条件
  • 営業が対応する期限
  • 対応結果を戻す項目

定例会では、引き渡し件数や商談化率だけでなく、なぜ商談にならなかったのかも確認します。「導入時期が先だった」「想定した課題と違った」などの理由を営業から戻してもらえば、マーケティングはスコアリング条件、セグメント、案内コンテンツを改善できます。

両部門が同じ定義と結果を見て判断することが、連携を形骸化させないポイントです。

7-2. リード情報の一元管理

展示会、広告、メール、Webサイト、営業活動の情報が別々に管理されていると、同じ相手への重複連絡や、反応があった人のフォロー漏れが起きます。

企業名やメールアドレスなどの共通IDを定め、複数チャネルの接点を一人の顧客・一つの企業として確認できる状態にしましょう。過去の反応と商談結果を時系列で見られれば、同じ説明を繰り返さず、前回の検討状況を踏まえた対応ができます。

一元化する主な情報

  • 企業・担当者の属性
  • Webやメール上の行動
  • 商談履歴と受注結果

情報を一元化する際は、ツールを導入するだけでなく、誰がどの項目を入力・更新するかを決めることも重要です。

部署ごとに企業名の表記やステータスの定義が異なると、重複や集計のずれが残ります。更新期限、必須項目、重複データの統合方法をルール化し、古い情報に基づく誤配信や不適切な連絡を防ぎましょう。

7-3. パーソナライズされたコンテンツ提供

パーソナライズでは、業種や企業規模だけでなく、相手の検討段階と直近の行動を踏まえて、次に知りたい内容を届けます。基礎知識を探している人へ料金訴求だけを送ったり、比較が進んでいる人へ入門情報を繰り返したりすると、関心と内容がずれて反応が下がります。

現在の疑問を解消し、次の判断へ進めるコンテンツを選ぶことが重要です。

出し分けの例

  • 課題認識層には基礎解説
  • 比較層には選定基準や事例
  • 選定層には料金、導入方法、相談窓口

出し分けの数を増やすこと自体を目的にしてはいけません。

まずは業種や検討段階など、クリック率や商談化率に差が出やすく、必要なコンテンツを用意できる軸から始めます。運用後は一律配信と結果を比較し、差が小さい区分はまとめるなど、制作負荷と成果のバランスを取りましょう。

7-4. 適切なタイミングでのフォローアップ

見込み顧客の関心は一定ではなく、情報収集や社内調整の進展によって高まる時期があります。料金ページへの再訪、比較資料の閲覧、ウェビナーでの具体的な質問など、検討度が高まった兆候を捉えたら、内容に応じて早めに対応します。

時間が空くほど相手の関心が下がったり、競合との検討が先に進んだりするため、通知から対応までの期限も決めておきましょう。

フォローの優先度が上がる兆候

  • 短期間に複数回訪問している
  • 比較・料金・導入ページを見ている
  • 資料閲覧後に相談フォームへ進んでいる

ただし、一つの行動だけを理由に何度も連絡すると、相手に負担を与えます。閲覧回数や直近の反応に加え、問い合わせ内容、企業属性、過去の対応、配信停止の有無も確認しましょう。

すぐに架電するのか、メールで補足資料を送るのか、しばらく情報提供を続けるのかを分け、相手が受け取りやすい手段と頻度を選ぶことが大切です。

8. リードナーチャリングを効率化するツール

リード数や施策数が増えると、手作業だけで配信条件、顧客履歴、営業対応を管理することは難しくなります。そこで活躍するのが、MA・CRM・SFAです。

MA、CRM、SFAは、それぞれマーケティング、顧客関係、営業活動を支援するツールであり、管理するデータと利用する担当者が異なります。

MA・SFA・CRM の違い

自社の課題がどの領域にあるかを整理し、必要に応じて連携させることで、獲得から育成、商談後までの情報をつなげられます。

8-1. MAツール

MA(マーケティングオートメーション)ツールは、見込み顧客の育成に関わるメール配信、シナリオ実行、スコアリング、セグメント管理、Web行動の把握などを支援します。

資料請求後にお礼メールを送り、特定ページを閲覧した人へ別の資料を案内するといった定型処理を自動化できるため、リード数が増えても継続的な接点を保ちやすくなるでしょう。反応の高い人を抽出し、営業へ通知する用途にも活用できます。

ただし、MAを導入しただけで顧客が自動的に育成されるわけではありません。誰に、どの条件で、どのコンテンツを届けるかというシナリオと、判定に必要なデータを先に決めることが重要です。運用担当者、コンテンツ制作体制、営業への通知後の対応方法まで設計したうえで選定しましょう。

マーケティングツールについては、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

⇒ 【最新】マーケティングツール20選を比較!選び方も解説

8-2. CRMツール

CRM(顧客関係管理)ツールは、企業・担当者の基本情報、問い合わせ、購入履歴、サポート対応など、顧客との関係に関わる情報を管理します。見込み顧客の段階だけでなく、受注後の利用状況や継続対応も含めて履歴を残せるため、顧客を長期的に理解する基盤になります。

担当者が変わっても過去のやり取りを確認でき、同じ質問や案内を繰り返すことも防げるでしょう。

MAとCRMを連携すると、マーケティング施策への反応と、その後の商談・受注・継続結果を同じ顧客単位で確認しやすくなります。獲得数やクリック数だけでなく、どの資料やウェビナーが良質な商談や売上につながったかを施策側へ戻すことも可能です。

連携前には、企業・担当者の識別方法とステータスの定義をそろえ、データの重複やずれを防ぎましょう。

8-3. SFAツール

SFA(営業支援)ツールは、案件、商談の進捗、営業活動、受注確度、売上見込みなどを管理します。マーケティングから引き渡したリードに対し、誰がいつ連絡し、商談がどの段階にあるかを可視化できるため、対応漏れの防止に役立ちます。

商談化しなかった理由や失注理由を記録すれば、営業管理だけでなく、ナーチャリング施策の改善にも利用できます。

MA、CRM、SFAを連携する際は、ツールごとに顧客や成果の定義が異ならないよう注意が必要です。企業・担当者・案件を結び付けるID、MQL・SQL・商談化の条件、更新のタイミングをそろえないと、同じ顧客が重複したり集計結果が合わなかったりする場合があります。

導入順は自社の課題によって異なるため、必要な業務範囲から始め、データ連携を段階的に広げましょう。

9. リードナーチャリングでよくある失敗パターン

リードナーチャリングが機能しない原因は、メールの本数やツールの機能不足とは限りません。顧客がどのように検討するかを整理しないまま手法を導入したり、育成後の対応や効果測定が決まっていなかったりすると、作業だけが続いて成果につながらなくなります。

ここでは、運用の現場で起こりやすい3つの失敗を、発生する状態と改善の考え方に分けて解説します。

9-1. カスタマージャーニーを描かないまま手法だけを導入してしまう

メール配信、ウェビナー、スコアリングなど、実施しやすい手法から先に導入してしまうケースがあります。しかし、誰がどの段階で何に迷うのかが整理されていなければ、届ける内容とタイミングを決められません。

配信数やコンテンツは増えても、顧客にとって必要な情報が届かず、クリックや商談につながらないまま施策が形骸化してしまうでしょう。

手法を選ぶ前に、カスタマージャーニーで顧客の検討段階、各段階の課題、情報源、企業との接点を整理することが必要です。そのうえで「このメールは比較条件を理解してもらう」「このウェビナーは具体的な運用像を持ってもらう」というように、施策を置く理由と促したい次の行動を明確にします。実際の閲覧や商談で想定と異なる動きが見えたら、施策だけでなくジャーニー自体も更新しましょう。

9-2. 部門間の連携不足でリードが放置される

マーケティングが有望と判断したリードを営業へ渡しても、判断の背景や反応履歴が伝わらなければ、営業はほかの案件より優先すべき理由を理解できません。担当者や対応期限も決まっていない場合、連絡されないまま時間が経過し、見込み顧客の関心が薄れたり競合との商談が進んだりします。育成施策の反応が良くても、その後の対応が途切れれば成果にはなりません。

引き渡し時には、有望と判断した条件、直近の行動、関心テーマ、過去の接点、希望時期を添えます。営業側の担当者と対応期限を決め、未対応のリードを確認できる仕組みも必要です。

さらに、商談になったか、時期が合わなかったか、対象外だったかという結果をマーケティングへ戻し、引き渡し基準が厳しすぎないか、または緩すぎないかを定期的に見直しましょう。

9-3. 施策開始後、効果測定をしないまま放置してしまう

施策を開始した後、配信件数やメール開封率だけを確認し、商談・受注への寄与を測らないまま運用を続けてしまうこともあるでしょう。KPIと集計方法が決まっていなければ、反応のないシナリオや成果につながらないコンテンツが残り、顧客への不要な接触も増えてしまいます。

担当者の感覚だけで「続ける」「止める」を判断するため、改善の再現性も生まれません。

この問題を解決するためには、施策ごとのクリック、資料請求、MQL転換、商談、受注を顧客単位でつなぎ、どの段階で成果が止まっているかを確認することが必要です。目標との差があれば、対象、コンテンツ、タイミング、営業への引き渡し条件のどこを見直すか仮説を立てます。

また、複数の広告や記事、メールが商談までに関与する場合は、最後の接点だけで評価すると初期・中間接点の貢献を見落としてしまいます。施策間のつながりも含めて効果を測れる状態が必要です。

10. リード獲得から商談・受注までの成果を可視化する「アドエビス」

前章で解説したように、効果測定をしないまま施策を続けると、どの接点が検討を前へ進め、最終的な商談・受注に貢献したのかを判断できません。リードナーチャリングでは、広告や記事への流入、資料請求などのCV、メールやウェビナーへの反応、その後の商談・受注までを顧客単位でつなげて評価する必要があります。

接点ごとのCV数だけを見ていると、獲得数は多いものの受注につながらない施策へ予算を使い続けたり、比較検討を支えた施策を過小評価したりするためです。

当社が提供するアドエビスは、流入からCV、商談・売上までのデータをつなぎ、施策の費用対効果を可視化する広告効果測定プラットフォームです。

アドエビス(AD EBiS)

サービス提供開始から20年以上、累計導入企業数11,000件以上、広告効果測定ツールの導入シェアNo.1(※)という実績を持ち、幅広い業種の企業に活用されています。
※ 2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

ここでは、アドエビスの2つの特徴を紹介します。

10-1. 強み①:広告・コンテンツ・営業データをつなげる真の成果の可視化

広告管理画面に表示されるクリック数やCV数だけでは、その施策が実際の商談・受注・売上につながったのかまでは判断できません。

アドエビスは、広告やWeb上のCVデータと、CRM・SFAなどに蓄積された商談・受注・売上データを連携し、顧客との接点から最終成果までを一元的に可視化できます。

顧客管理システムと連携し、Web上の獲得数だけでは測れない「利益に繋がる質の高い集客」を特定するフロー

獲得件数だけを追うのではなく、利益につながったキーワードやコンテンツを見極められるため、施策の優先順位を判断しやすくなります。

たとえば、資料請求数が多い広告でも、その後の商談化率や受注率が低ければ、事業成果への貢献は限定的です。反対に、CV数が少なくても受注単価や継続率が高い施策は、予算を増やす候補になります。

広告・コンテンツ・営業データをつなぐことで、表面的な獲得効率に左右されず、売上への貢献度を基準に予算配分を見直せることが大きなメリットと言えるでしょう。

また、サーバー側で発行するファーストパーティCookieによって、Cookie規制に対応し、媒体と社内データのCV数のずれを抑えることができる点も特徴です。

Cookieの有効期限の制限への対策機能も無料でご用意 最大366日まで保持可能

計測の土台がぶれなければ、その上に乗る費用対効果の判断も安定するでしょう。

10-2. 強み②:間接効果(アトリビューション)の評価

リードナーチャリングでは、メール、SNS広告、記事、ホワイトペーパー、ウェビナーなど、複数の接点を経て商談に進むケースが少なくありません。ラストクリックだけで成果を評価すると、比較検討を支えたコンテンツや、再訪のきっかけをつくった広告の貢献が見えなくなります。

アドエビスのアトリビューション分析では、最終接触より前の接点も含めて確認できるため、顧客の検討を前へ進めた施策を評価できます。

Before: 各媒体でコンバージョンが計上されている → After: 重複したコンバージョンを除き、正確なコンバージョン数で評価が可能

たとえば、SNS広告でサービスを知った見込み顧客が、後日オウンドメディアの記事を読み、メール経由で資料を請求した場合、最後のメールだけを評価するのは適切ではありません。複数の接点をまとめて分析することで、認知施策と刈り取り施策の役割を切り分け、リード獲得から育成までの予算配分を見直しやすくなります。

また、Google、Meta、LINEヤフーなど複数の媒体データを媒体側から自動で取得し、日次でアドエビスに反映する、媒体シンク機能も大きな特徴です。

主要広告媒体へのパラメータ入稿を自動化し、ミスなく運用工数を大幅に削減する機能

CPAやROASを常に最新の数値で確認できるようになるため、予算の増減判断が後手に回りにくくなり、浮いた時間を分析や改善に充てられます。

リードナーチャリングの費用対効果を把握し、商談・受注につながる施策へ改善したい方は、ぜひ以下より資料をダウンロードしてみてください。

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11. リードナーチャリングに関するよくある質問

最後に、リードナーチャリングを始める際に迷いやすい、担当範囲、会社規模、成果が出るまでの期間、用語の意味、KPIについて回答します。施策設計や社内説明の前に確認しておきましょう。

Q1. リードナーチャリングとインサイドセールスの違いは何ですか?

リードナーチャリングは、メール、記事、ウェビナーなどの情報提供を通じて、見込み顧客の検討度を段階的に高めるマーケティング活動です。一方、インサイドセールスは、電話やオンライン面談で顧客の課題や導入時期を直接確認し、商談化を目指す営業活動を指します。ナーチャリングで反応が高まった人をインサイドセールスへ引き渡す、という関係が一般的です。

両者の境界や担当部門は企業によって異なります。どちらが担当するかだけにこだわらず、どの反応を営業対応の開始条件とするか、どの顧客情報を共有するか、商談にならなかった人を誰が再度育成するかを決め、顧客への対応を途切れさせないことが重要です。

Q2. 少人数の会社でもリードナーチャリングはできますか?

少人数の会社でも実施できます。最初から大規模なMAツールや複雑なシナリオを導入する必要はありません。まず顧客リストを整理し、「資料請求後にお礼と事例を送る」「しばらく接点がない顧客へ月1回情報を届ける」など、対象と目的を絞った一つの流れから始める方法があります。

スプレッドシートで資料請求日、送付した内容、直近の反応、商談状況を管理し、週に一度確認するだけでもフォロー漏れを減らせます。

重要なのは、限られた人数で継続できる頻度と対象に絞ることです。リード数や配信パターンが増え、手作業での管理が難しくなってから自動化を検討すると、必要な機能も判断しやすくなります。

Q3. 成果が出るまでどのくらいの期間がかかりますか?

成果が出るまでの期間は、商材の価格、通常の検討期間、意思決定に関わる人数、保有リード数、施策開始時点の検討度によって異なります。そのため、すべての企業に共通する期間を断定することはできません。

検討期間が長いBtoB商材では、施策開始から商談・受注まで数カ月以上かかることを前提に評価する必要があります。

メールのクリックや資料閲覧などの先行指標を月次で確認しつつ、商談化率や受注率は商材の検討期間に合わせて評価しましょう。短期間で受注だけを求めず、途中の行動が改善しているかも見ながら施策を続けることが大切です。

Q4. 「ナーチャリング(Nurture)」は英語でどのような意味ですか?

「Nurture」は、英語で「育てる」「養育する」「成長を促す」といった意味を持つ言葉です。マーケティングでは、すぐに購入するとは限らない見込み顧客へ継続的に情報を届け、関心や信頼を少しずつ高める活動を表す用語として使われています。

顧客を一方的に説得するのではなく、検討に必要な情報を提供しながら関係を育てるという考え方です。

Q5. リードナーチャリングのKPIは何ですか?

代表的なKPIには、メールのクリック率、資料ダウンロード数、ウェビナー参加率、MQL転換数・転換率、商談化率、受注率などがあります。開封率は参考値とし、クリックや資料請求といった次の行動、その後の商談・受注まで段階を分けて確認しましょう。

施策の目的に近い中間指標と、事業成果に近い指標の両方を設定することが重要です。

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監修者

株式会社イルグルム
イルグルムは、データとテクノロジーで企業のマーケティング活動を支援するマーケティングテクノロジーカンパニーです。主力サービス「アドエビス」は広告効果測定ツール売上シェアNo.1を誇り、創業以来の理念「Impact On The World」の実現に向けて挑戦を続けています。

※2024年8月期_指定領域における市場調査(調査機関:日本マーケティングリサーチ機構)

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